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ホンダ、今シーズン後半に”スペック4”パワーユニット投入へ。来季コンセプトは”継続”

7/21(金) 21:36配信

motorsport.com 日本版

 ホンダはパワー不足と低い信頼性に悩まされ、非常に厳しい2017年シーズンのスタートを迎えた。そしてこれにより、マクラーレンとのパートナーシップの将来も、不安視されることになった。

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 アゼルバイジャンGPで今シーズン初ポイントを挙げたマクラーレン・ホンダは、それ以降いくつかの進歩を遂げてきた。しかしさらに前進するために、大きなプレッシャーがホンダにはかかっている。

 ホンダのF1プロジェクト総責任者である長谷川祐介は、今季これまでを振り返ると、プレシーズンテストを前に期待していたほど、パワー面での進化がないことを、十分に自覚していると語る。そして特に信頼性の問題が、それに打撃を与えたという。

 ホンダのF1サイトで公開されたインタビューによれば、トラブルの存在を認識したのは、2017年用エンジンを最初に実走させた時だったという。

「多くのアイテムを、ベンチでテストすることができませんでした。だから、マシンに載せた後、いくつかの機能をチェックする必要があるのは普通のことです」

 そう長谷川は語った。

「オイルタンクは、最も大きなアイテムのひとつです。だから、私たちはオイルタンク専用のテストリグを持っていますが、マシンに載せた時と同じGフォースや条件を再現することはできません」

「もちろん、設計上は実際のマシンの状況を考慮する必要があります。しかし、必ずしも同じ状況になるわけではありません。ですから、最初にオイルタンクに問題が起きました」

「次の問題は、振動によるものでした。テストベンチでは、そのモデルはより硬く重いため、共振を生み出すことはありません。しかしクルマの上では、タイヤとギヤボックスがありますから、ずっと低いレベルの慣性があります」

「低いレベルの慣性が、常に振動を発生させるとは限りません。しかしそれは、テストベンチとは全く異なるので、マシン上での大きな振動に苦しむことになりました。もちろん、ある程度のレベルの振動があることは理解していましたが、それは予想以上に大きかったんです」

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