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ササ竹振って豊作祈る 南砺・荒木でねつおくり祭り

7/21(金) 14:55配信

北日本新聞

 稲の病害虫を払う南砺市無形民俗文化財の伝統行事「荒木ねつおくり祭り」が21日、同市福光地域の荒木地区であり、地元の児童約70人が田んぼ沿いでササ竹を振って豊作を祈った。

 法被姿の子どもたちは、「ジジ」「ババ」と呼ばれるわら人形を乗せた舟の形のこしなどに続き、「豊作祈願」「五穀豊穣」などと書いた短冊付きのササ竹を持ち、荒木自治会館を出発。ねつおくり太鼓を響かせながら約5キロの順路を回った。所々の田んぼ沿いで立ち止まり「ねつおくるばーい」と声を合わせてササ竹を振った。

 ねつおくりは江戸時代の1688(元禄元)年に始まったと伝えられる。祭りとして昔ながらの形を継承しているのは福光地域でも荒木地区だけで、毎年、土用の入りから3日目の「土用の三番」に行っている。祭りは「とやまの祭り百選」、ねつおくり太鼓は「とやまの音風景」に選ばれている。


■太鼓打ちコンクール 橋本君・松井君が金賞 

 荒木ねつおくり祭りに合わせた「ねつおくり太鼓打ちコンクール」が21日、荒木自治会館前で行われ、小学4~6年生による高学年の部は橋本羚煌(れのあ)君(福光東部6年)、1~3年生の低学年の部は松井大地君(同3年)が金賞に輝いた。

 祭りの最後を飾る行事として荒木自治会(得能修会長)が主催し、地元の児童27人が出場した。祭り保存会の斉藤一夫会長や得能金市吉江自治振興会長、武田慎一県議、片岸博市議らが審査。掛け声、打ち込み、姿勢の3項目で評価した。子どもたちは胴長の太鼓に向かい、気合を入れてばちを振り下ろしていた。北日本新聞社共催。

 入賞者は29日、がんばる吉江いきいき祭りのJR福光駅前ステージに出演する。

 ◇高学年▽銀賞=南部壮汰、亀嶋佑樹▽銅賞=溝口善太、吉本翔真◇低学年▽銀賞=山下美咲、前田衛汰▽銅賞=川北智也、辻野彩大

北日本新聞社

最終更新:7/22(土) 0:28
北日本新聞