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BEGIN「この出会いがなければ『島人ぬ宝』はなかった」 名曲誕生に関わった中学生、15年後の再会

7/21(金) 6:00配信

沖縄タイムス

 沖縄県石垣市出身のアーティストが一堂に介する「島人カーニバル」(主催・同実行委員会)が15、16の両日、新栄公園で開かれた。2日目フィナーレを飾ったBEGIN(ビギン)のステージでは、2002年の発売から15周年を迎えた代表曲「島人ぬ宝」の誕生に関わった当時の石垣中学校2年2組の生徒と担任を招いて一緒に披露。比嘉栄昇さんは「この出会いがなければ、『島人ぬ宝』はなかった」と感慨深げに再会を喜び、感謝の記念盾などを贈った。

 「島人ぬ宝」の歌詞は01年、日本復帰30周年に向けて石垣島の中学生が表現した島への思いを基に誕生。メンバー3人と同級生で部活も一緒だった石垣史昭さん(49)=石垣市大浜=に比嘉さんが依頼し、石垣さんが担任を務めていた石垣中2年2組の生徒に詩や作文などを書かせたのが始まりだ。

 石垣さんは「思いを好きなように書かせたら『宝』のキーワードが多く、それがすてきな歌を生んだ」と振り返り、「地域を愛する人の応援歌にもなり、歌い続けられることに感謝。子どもたちにとっても心の支え。これを誇りに歩んでほしい」と目を細めた。

 当時の生徒は41人。今では大学の研究者や教諭、料理人など島内外で活躍しているという。そのうちBEGINのステージに上がったのは15人。比嘉さんの歌声に合わせて「島人ぬ宝」を口ずさみ、古里への思いを新たにした。

 山梨県でカメラマンとして働く大田守都さん(30)は「こんなに有名な歌になって誇りに思うし、島を離れてもこの歌が力になる。一緒に作っていただいて感謝」と話した。

 3児の母でパイン農家の岡崎真純さん(29)=石垣市登野城=は「(当時の)自分たちの気持ちをうまく歌詞にしたのがすごいし、本当に誇らしい。もっともっとBEGINの代表曲になって全世界に広がってほしい」と笑顔を見せた。

 同イベントは石垣市制施行70周年記念事業の一環。2日間で延べ1万6千人(主催者発表)が来場し熱気に包まれた。

最終更新:7/21(金) 6:00
沖縄タイムス