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人間国宝(組踊音楽太鼓)に比嘉聰さん 沖縄芸能分野で7人目 重文(琉球舞踊)保持者に27人

7/21(金) 17:00配信

沖縄タイムス

 国の文化審議会は21日、重要無形文化財保持者(人間国宝)芸能の部に、沖縄の伝統芸能「組踊音楽太鼓」の比嘉聰さん(65)=那覇市=ら4人を認定するよう松野博一文部科学大臣に答申した。これにより人間国宝は115人。県内の芸能分野では7人目で、工芸分野を含めると累計12人の認定となる。このほか指定済みの重要無形文化財の保持者として琉球舞踊保存会から27人が追加認定された。

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 「組踊音楽太鼓」の人間国宝は2003年の島袋光史さん(故人)に次いで2人目。戦後生まれでは初めて。伝統的な組踊音楽太鼓の技法を高度に体現し、積極的な舞台活動を行うほか、県立芸術大学教授として後進の育成に力を入れている面が評価された。

 認定の知らせに比嘉さんは「驚いている。まだまだ先生(島袋光史さん)に追いつけないが、後輩を育てて一打、一打の純度を上げたい。太鼓をひとつのジャンルとして広く認めさせたい」と感想を述べた。

 重要無形文化財の保持者として追加認定された琉球舞踊保存会会員は次の通り。 (敬称略)

 【舞踊】渡久地美代子(79)、宮城豊子(78)、又吉世子(77)、安次富紀子(73)、海勢頭あける(72)、金城光子(71)、比嘉美好(70)、古謝弘子(68)、島袋君子(68)、宮城能造(67)、玉城靜江(66)、比嘉涼子(65)、我那覇則子(65)

 【歌三線】勝連繁雄(76)、中村一雄(71)、銘苅盛隆(67)、城間盛久(67)、新城治(66)、照喜名進(63)、島袋功(61)、仲嶺伸吾(54)

 【箏】山内照子(73)、名嘉ヨシ子(70)、赤嶺和子(69)、上地律子(69)、安慶名久美子(67)

 【太鼓】比嘉聰(65)

【プロフィル】ひが・さとし 1952年旧久志村(現名護市)生まれ。71年琉球大学郷土芸能研究クラブで三線と太鼓を始める。72年、太鼓を島袋光史氏、歌三線を棚原忠徳氏に師事。2001年県指定無形文化財「沖縄伝統舞踊」保持者。15年県立芸術大学教授。同年重要無形文化財「組踊」(総合認定)保持者。

最終更新:7/22(土) 13:15
沖縄タイムス