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【特集】知られざる3次喫煙 特に子どもに注意?

7/21(金) 15:38配信

毎日放送

たばこを吸っている人の煙を周りで吸うことを「受動喫煙」といいますが、「3次喫煙」という言葉をご存知でしょうか?「3次喫煙」とは煙を吸うのではなく、衣類や部屋についたたばこの有害物質を体内に取り込んでしまうことで、いまこの3次喫煙の危険性に警鐘を鳴らす専門家もいます。子どもにも影響の及ぼしかねない3次喫煙とはどういったものなのでしょうか。

「喫煙社会」目指すものの…

「いまだ多くの国民が深刻な受動喫煙の被害にあっている。世界に恥じない受動喫煙対策の法案をできるだけ早期に提出すべく引き続き全力で取り組む」(塩崎恭久厚生労働大臣・6月20日)

6月、閣議後の会見で禁煙社会の実現の必要性について談話を発表した塩崎厚生労働大臣。というのも…。今年5月、受動喫煙について話し合う自民党の厚生労働部会で、がん患者である三原じゅん子参議院議員が「望まない受動喫煙もある。がん患者は仕事を選べない」と発言したのに対し、大西英男衆議院議員は「がん患者は働かなければいい」と野次を飛ばしたのです。受動喫煙の問題を話しあう会議で出たこの発言に、各方面から批判の声があがりました。

去年10月、厚労省が公表した受動喫煙対策の強化案は、飲食店を原則屋内禁煙などとするものでした。しかし、自民党内では小さな店は表記すれば喫煙可能とすべきなどと意見が分かれ調整が難航。結局、法案の提出すらされませんでした。

受動喫煙もがんの原因のひとつ

「延期になったことは非常に残念。本当に残念」(肺がん患者の会ワンステップ!代表 長谷川一男さん)

肺がん患者の会「ワンステップ」の代表を務める長谷川一男さん。7年前、39歳のとき、進行した状態で肺がんが見つかりました。長谷川さんはたばこを一切吸いません。

たばこの煙に含まれる化学物質の中にはホルムアルデヒドなど60種類以上の発がん性物質が含まれていて、特に肺がんは喫煙者に多いと思われがちです。しかし、たばこを吸わない人ががんを発症するケースも少なくなく、「受動喫煙」も原因のひとつと考えられています。

「受動喫煙は思いやりでやめるのではなく、他人を傷つけるからやめるのです」(YouTubeより)

長谷川さんら肺がん患者の会では、多くの人に受動喫煙防止を知ってもらおうと動画を作って公開しています。

「喫煙していて肺がんになった人も声をあげている。これほど苦しい思いをしていて、もしかしたら他人にも(受動喫煙の)被害を受けさせてしまったと後悔している人たちがいて、その人たちが本当にやめてほしいと言っている」(長谷川一男さん)

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最終更新:8/2(水) 16:25
毎日放送

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