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クレディSの慢性的な頭痛の種「株式ビジネス」-戦略失敗示す兆候か

7/21(金) 13:18配信

Bloomberg

スイス銀行2位クレディ・スイス・グループのティージャン・ティアム最高経営責任者(CEO)とマーケッツ部門の責任者を務めていたティモシー・オハラ氏が、代表的な投資銀行の一つである同行の抜本改革の鍵となるビジネスの展望を投資家に示したのは、2015年10月のことだ。

クレディ・スイスで27年のキャリアを持つベテランのオハラ氏はロンドンに集まった投資家らに対し、「わが行はグローバル株式トレーディングでトップ3に入る地位を10年から維持している。株式フランチャイズを守り、育てるためにわれわれのコンテンツと執行能力に投資することが重要だ」と訴えた。

それから約2年が経過した現在、オハラ氏は既に銀行を去り、かつてウォール街有数の規模を誇った株式ビジネスは、ティアムCEO(54)にとって慢性的な頭痛の種となった。アジアへの攻勢が裏目に出たほか、アルゴリズムに資金を投じるチームが数億ドルの減収を招き、最も複雑な商品のために設立された新たな部門はトレーダーを失望させており、株式トレーディンググループは、市場シェアの約3分の1をライバルに奪われた。

ライバルの米銀モルガン・スタンレーやゴールドマン・サックス・グループの4-6月(第2四半期)株式収入は横ばいとなったか増加したが、一部のアナリストは、クレディ・スイスでは7四半期連続で減少すると予想。こうしたアナリストにとって、株式ビジネスの慢性的な問題は、ティアムCEOが立てた戦略の幾つかの失敗を思い起こさせる。

マッコーリー・グルー プのアナリスト、ピアーズ・ブラウン氏は「株式ビジネスに同行のより大きな諸問題を示唆する症状が表れている。クレディ・スイスの話に人々が不満を感じる理由はここにある」と指摘した。

原題:Credit Suisse’s Once-Mighty Equities Unit Struggles Under Thiam(抜粋)

Donal Griffin, Jan-Henrik Foerster, Viren Vaghela

最終更新:7/21(金) 13:18
Bloomberg