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「資産2億円~17億円」中国のお金持ちが「移住・投資したい地域」トップ20 」

7/22(土) 10:10配信

ZUU online

資産1000万人民元から1億人民元(約1億6541万円から16億5410万円)の中国のお金持ち(HNWI、High Net Worth Individual)が「移住・資産の移転・不動産購入したい地域 」として、日本が上昇中であることが分かった。ランキング自体は12位だが過去1年間の伸び率は1.5%と、トップ25のうち最も高い。

この調査 は中国の資産調査会社、胡潤百富榜 (Hurun)と移民コンサルタント企業ビザズ・コンサルティング・グループによるもので、調査に協力したHNWIの304人のうち3割が、自国の公害のひどさや教育水準を理由に海外移転を希望している。

■米国の都市が6都市ランクイン

20位 アンティグア・バーブーダ(前年比0.2%減)
19位 マレーシア、フィリピン南東アジア地域(比較なし)
18位 ドイツ(比較なし)
17位 マルタ(0.8%減)
16位 フランス(0.2%増)
15位 香港(中、0.4%増)
14位 ロンドン(英、0.8%増)
13位 シカゴ(米、0.5%増)
12位 日本(1.5%増)
11位 シンガポール(0.6%増)

10位 シドニー(豪、0.2%減)
9位 ニュージーランド(0.3%増)
8位 トロント(カナダ、0.2%増)
7位 メルボルン(豪、0.9%増)
6位 ボストン(米、1.0%減)
5位 バンクーバー(カナダ、0.8%減)
4位 ニューヨーク(米、1.7%減)
3位 サンフランシスコ(米、3.2%減)
2位 シアトル(米、1.0%減)
1位 ロサンゼルス(米、0.2%減)

■移住検討の理由は5割が「公害」、4割が「教育の質」

中国HNWIが海外移住を検討している主な理由は「公害(52%)」「教育の質(44%)」「生活環境(37%)」「食品の安全性(24%)」「医療水準(21%)」などだ。

60%が「自国の不動産価格が今後3年にわたり値上がりし続ける」と確信しているものの、84%が人民元の切り下げを懸念しており、およそ半分が為替管理や自国の不動産バブルに不安を抱いている。そのせいか「海外の金融動向に注意を払っている」と答えたのは、昨年の2倍にあたる26%に増えた。

これらの層は自国で暮らすならば、「北京や上海、深セン市など、大都会での生活がよい」と答えている。

Hurunは中国が抱える深刻な環境・公害問題や、生活・教育水準が解決されれば、中国人HNWIによる海外移住は減るのではないかとの見解を示している。

■日本は投資・移住しがいのある国?3年連続米国が首位に

中国のHNWIは依然として米国、カナダの都市への投資・移住を強く望んでいるが、過去1年の変動を見てみると、上位6都市からは関心が薄れ始めている。

サンフランシスコを筆頭にニューヨーク、バンクバーなど、不動産価格が高騰している都市から、カナダはトロント、オーストラリアはメルボルン、米国ならばシカゴに、新たな関心が向いている。

中でも日本への関心は最も大きな伸びを示しており、生活環境や教育の質などのほか、調査が「投資目的の移住」を主要テーマとしていることがその要因かと推測される。

実際に中国のHNWIが移住している国のトップは、3年連続で米国。しかしレポートによると、トランプ政権発足以来、米国の人気は下降気味だという。Brexitの影響か、英国はカナダに追い越され3位に後退した。(アレン・琴子、英国在住フリーランスライター)

ZUU online

最終更新:7/22(土) 10:10
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