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WBOアジアパシフィック王座承認の意味

7/22(土) 14:00配信

デイリースポーツ

 日本ボクシングコミッション(JBC)が、8月1日付でWBOの地域タイトルであるWBOアジアパシフィック王座を正式承認することを決めた。

 昨年9月、日本プロボクシング協会(JPBA)からの要請でタイトルマッチ開催を承認した。協会は、王座を獲得すると、自動的にWBO世界ランキング15位以内に入るため、地方や小規模のジム所属選手でも世界挑戦を視野に入れることができることを重視していた。

 JBCは公認地域王座として東洋太平洋王座(OPBF)がすでにあることや、公認王座の増設を疑問視する声もあるなど慎重な姿勢だった。タイトルマッチ開催は認めつつ、未承認という中途半端な状況が半年以上続いていたが、ようやく公認に至った。

 東洋太平洋の質の低下にも後押しされた。現在、東洋太平洋ランキングには、日本下位ランカーの名前もあり、運営を疑問視する声は少なくない。WBOアジアパシフィックにランク入りするには日本同級3位以内が原則のため、一定の質は保証されるのだ。

 現在、日本人のWBOアジアパシフィック王者は4人。スーパーフェザー級の伊藤雅雪(伴流、WBO世界3位)、ライト級の荒川仁人(ワタナベ、WBO同6位)、スーパーライト級の近藤明広(一力、WBO同10位)、ヘビー級の藤本京太郎(角海老、WBO同9位)と、いずれもWBOの世界ランカー。

 JBC公認後初のWBOアジアパシフィック王座戦は8月10日、後楽園ホールで行われるウエルター王座決定戦、同級1位の小原佳太(三迫)-同5位のナロン・ブーンチャン(タイ)の一戦。昨年9月、ロシアで世界初挑戦に失敗した小原にとっては、再び世界の扉に手をかける一歩となる。JBCが公認した以上、選手にとって世界への大きなステップとなればいい。(ボクシング担当・津舟哲也)