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【北北海道】19年ぶりVの滝川西・小野寺監督、通称「ゴリラ」で選手との壁作らず

7/23(日) 8:05配信

スポーツ報知

◆全国高校野球選手権北北海道大会 ▽決勝 滝川西3―2白樺学園=延長10回=(22日・旭川スタルヒン)

 決勝で、滝川西が延長10回の末、白樺学園に3―2で競り勝ち、19年ぶり3度目の優勝を飾った。同点で迎えた延長10回に8番・細矢翔平捕手(3年)が決勝ソロ本塁打を放ち、投げてはエース右腕・鈴木愛斗(3年)が10回6安打2失点に抑える力投で踏ん張った。昨夏の決勝でクラークに敗れた。前回優勝した1998年と同様、前年準優勝の悔しさをバネに聖地への切符をつかんだドラマを再現した。

 夕暮れのスタルヒン球場に『ダイキコール』が鳴り響いた。試合後、小野寺大樹監督は「絶対に、絶対に落とすなよ。振りじゃないぞ」と笑顔の選手たちに取り囲まれた。少年のような無邪気な顔で。7度、宙に舞う。夢に見ていた光景だった。

 「選手たちがぼくのことゴリラって言うんですよ」と笑う指揮官は、選手たちとの壁を作らないのが指導方針だ。滝川西在校時は1994年春のセンバツに出場。卒業後は札幌学院大に進学したが、主力組に絡めず、3年時に監督からマネジャー転向を告げられ、指導者の道を目指した。

 大学卒業後の02年から鵡川で野球部部長としてセンバツ出場を経験した。7年前に念願だった母校に着任し、後輩を指導することができた。ノックでは今も三塁方向を狙いながら、一塁に行くなど苦手だという。それでも「選手がそんな打球でも捕ってくれたから」。母校の監督として、23年ぶりの聖地へと戻る。

 ◆滝川西(滝川市) 1973年に創立した公立校。全校生徒は798人(うち女子444人)。野球部は学校創立と同時に創部。部員数54人。甲子園は春1度、夏2度出場。主な卒業生は女優の大政絢。

最終更新:7/26(水) 16:40
スポーツ報知

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