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英国の支援県民に力 高松市長が謝意 福島庭園開園5周年式典

7/22(土) 9:33配信

福島民報

【英国ロンドンで鈴木信弘本宮支局長】20日夕(日本時間21日未明)に行われた福島庭園の開園5周年記念式典では、日英両国の大勢の関係者が節目を祝った。 
 英国ロンドンのケンジントン&チェルシー王立区のマリー・テレーズ・ロッシ区長が歓迎の言葉を述べた。本宮市英国訪問団の高松義行市長は「ロンドンから福島を応援する思いの結晶が福島庭園。その思いは県民の支えとなった」とあいさつ。内堀雅雄知事のメッセージも伝えた。 
 席上、福島民報社の矢森真人代表取締役専務が、福島民報社と県、在英県人会ロンドンしゃくなげ会と連名で王立区にベンチ1基を寄贈した。福島庭園へのベンチ寄贈は2基目で、矢森専務がロッシ区長にベンチを紹介。しゃくなげ会の満山喜郎会長、鶴岡公二駐英大使が立ち会った。 
 矢森専務は「福島庭園開設は県民に勇気と希望を与えてくれた。英国の皆さんの息の長い支援のおかげで、福島県の『光』は日に日に強さを増している」と感謝し、「本宮市の英国庭園は福島を応援し続けてくれる英国の皆さんとの絆の証し。地元新聞社として英国庭園の素晴らしさを広く発信していく」と語った。 

 ■両国の絆これからも 姉妹庭園締結レセプション 福島庭園開園5周年式典

 英国庭園と福島庭園の姉妹庭園協定締結記念レセプションでは、日英の関係者が交流発展に期待を寄せた。 
 本宮市英国訪問団員やケンジントン&チェルシー王立区の関係者、しゃくなげ会員、鶴岡駐英大使、福島庭園整備に尽力した元ホーランド・パーク園長のバリー・マクローリンさん、福島民報社の矢森専務ら約100人が出席した。主催者の本宮市の高松市長があいさつし、渡辺由紀雄市議会議長の発声で乾杯した。 
 席上、福島民報社は福島庭園開園や姉妹庭園協定締結に尽力したロンドンしゃくなげ会の満山会長に感謝状を贈った。 
 式典とレセプションには、しゃくなげ会員が大勢出席した。本宮市出身でロンドンで時計の修理会社に勤務していた高橋貞夫さん(79)は「福島庭園からのつながりで英国庭園ができたことは、地元出身者として大きな喜び。交流が続くことを期待したい」と話した。 
 満山会長は「福島庭園が良く管理され、広く利用されているのを見るとうれしい。英国庭園も親しまれることを望む」と熱い思いを口にした。 

 ■ロッシ区長に感謝状 福島庭園管理尽力で 民報社

 20日午後(日本時間同日夜)にケンジントン&チェルシー王立区役所で行われた英国庭園と福島庭園の姉妹庭園協定締結式の席上、高松市長が11月4日に開園する英国庭園の記念式典にロッシ区長を招待した。 
 高松市長が締結記念の盾、原瀬久美子教育長、英国訪問団の鈴木颯さん(白沢中3年)、市川知愛さん(本宮一中3年)が起き上がり小法師(こぼし)などをロッシ区長に贈った。 
 福島民報社は福島庭園開園5周年の節目を機に、庭園を管理する王立区のロッシ区長に感謝状を贈った。締結式終了後、矢森専務がロッシ区長に「今後も県民の歩みを見守り、心を寄せてほしい」とする高橋雅行社長からの感謝状を手渡した。 
 締結式の席上、高松市長はケンジントン&チェルシー王立区で起きた高層住宅火災の犠牲者に哀悼の意をささげ、義援金として一万ポンド(約145万円)を届けた。福島民報社も英国赤十字社を通じて700ポンド(約10万円)を寄付した。 

 ■英国訪問団きょう帰国

 本宮市の英国訪問団は21日夜(日本時間22日未明)にロンドンのヒースロー空港を出発し、22日午後に羽田空港に到着する。 

 ■心をつなぐ懸け橋に 中学生3人スピーチ 本宮市訪英団

 20日夕(日本時間21日未明)に英国ロンドンで行われた福島庭園の開園5周年記念式典と姉妹庭園締結記念レセプションでは、本宮市英国訪問団の中学生3人が英語で堂々とスピーチし、両国の友好の懸け橋となる決意を披露した。貴重な経験をした3人は、東日本大震災後の復興支援への感謝の気持ちを胸に末永い国際交流を誓った。 

 福島庭園で行われた式典では約100人の出席者を前に、市川知愛さん(本宮一中3年)が「英国と日本のさらなる発展を祈る。今回の体験を生かし英国のことを学んでいきたい」とスピーチした。「英語をもっと話せるよう留学への思いが強くなった」と目を輝かせた。 
 約100人が出席したレセプションでは中学生2人が登壇した。柴原ももさん(白沢中3年)は小学2年生だった震災時を振り返り、「世界中からの支援で多くの人が救われた。人と人との心をつなぐ懸け橋となり、しっかり恩返ししたい」と決意表明した。「復興支援への感謝の気持ちを伝えることができた。国際交流を通じて社会の役に立ちたい」と思いを口にした。 
 佐久間悠斗さん(本宮二中3年)はウィリアム王子の本宮市への来訪が友好の礎となったことに感謝し、「英国への知識を深め、世界規模の視点で本宮市で何ができるか考える」と宣言した。「異文化に触れる良い体験となった。世界を飛び回る仕事に就き、いつか英国にお礼したい」と夢を描いた。 
 他の訪問団員や在英県人会ロンドンしゃくなげ会、ケンジントン&チェルシー王立区の関係者らは3人のスピーチに耳を傾け、盛大な拍手を送った。スピーチ後、3人はほっとした表情を浮かべた。各会場では中学生が王立区の関係者と身ぶり手ぶりを交えて交流する姿も見られた。 
 スピーチを聞いたマリー・テレーズ・ロッシ区長は「(交流の将来を担う)日本の子どもたちの来訪は、まさに『未来が来た』と感じるものだった。友好を築く上で子どもたちの参加は大事。素晴らしいスピーチだった」と話した。 
 今回の訪英では在英日本大使館訪問や姉妹庭園協定締結式、福島庭園開園5周年記念式典などで中学生が記念品のプレゼンターや植樹の役割を務めた。高松義行市長は「本宮市初の国際交流事業で中学生には貴重な経験となった。この訪問をさらに意義深いものにしたい」と国際的な人材育成に意欲を示した。

 ■福島庭園に「本宮市の木」 英訪問団植樹

 英国ロンドンのケンジントン&チェルシー王立区ホーランド・パーク内の福島庭園で20日夕(日本時間21日未明)に行われた開園5周年記念式典では、福島県本宮市の英国訪問団の中学生らが同市の木「まゆみ」を記念に植えた。出席者は東日本大震災の復興支援に感謝し、一層の日英友好を願った。
 マリー・テレーズ・ロッシ区長、鶴岡公二駐英大使、高松義行市長らのあいさつに続き、市川知愛さん(本宮一中3年)が英語でスピーチし、ウィリアム王子来訪への感謝や日英友好に向けた決意を披露した。 
 ロッシ区長と高松市長、鶴岡大使、在英県人会ロンドンしゃくなげ会の満山喜郎会長(白河市大信出身)、中学生がまゆみを植えた。福島庭園開園の契機となった復興大使を派遣した福島民報社の矢森真人代表取締役専務があいさつした。 
 引き続き、本宮市の英国庭園と福島庭園の姉妹庭園締結を記念して区役所で開かれたレセプションでは、柴原ももさん(白沢中3年)、佐久間悠斗さん(本宮二中3年)が英語であいさつした。もとみや青年会議所(JC)が企画し、小中学生が合唱する様子を収めた映像を上映。子どもたちの思いを届けた。 

福島民報社

最終更新:7/22(土) 12:16
福島民報

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