ここから本文です

国登録有形文化財に ぬる湯温泉旅館関連施設(福島)など文化審答申

7/22(土) 9:53配信

福島民報

 国の文化審議会(馬渕明子会長)は21日、松野博一文部科学相に対し、福島市のぬる湯温泉旅館関連施設3件、会津若松市の旧鍋三本店(星野家住宅)関連施設2件、南相馬市の高島家住宅関連施設2件、石川町の有賀家住宅関連施設を含む全国の244件の建造物を登録有形文化財にするよう答申した。近く官報に告示される見込み。

 県教委によると、南相馬市小高区にある高島家住宅は、東京電力福島第一原発事故で避難区域が設定された地域にある建造物としては事故後、初めて登録有形文化財に登録される。県内の同文化財(建造物)は60カ所、175件となる予定。 
 答申された、ぬる湯温泉旅館の3件は二階堂古家棟、中座敷棟、帳場棟で全て明治期に建造された。古家棟は県北地方特有の、かやぶき半切妻造りで建てられている。 
 旧鍋三本店(星野家住宅)の2件は客座敷と土蔵。客座敷は1933(昭和8)年ごろ、土蔵はその前年に建てられた。客座敷は良材を用いた近代和風建築で、土蔵は重厚な構えが特徴となっている。 
 高島家住宅の2件はコンクリート蔵、門および塀で昭和前期の建造だという。コンクリート蔵は鉄筋造りで、屋上からは相馬野馬追の「火の祭」が見られる。門および塀はレンガ造りで歴史的景観を現代に伝えている。 
 有賀家住宅は蔵座敷と控えの間で構成される。蔵座敷の1階部分には座敷2室があり、銘木を用いた欄間などに意匠を凝らした。養蚕農家の生活を示す好例だという。 

福島民報社

最終更新:7/22(土) 9:53
福島民報