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米輸出 中国と協議 認可施設の拡大要請 農相

7/22(土) 7:01配信

日本農業新聞

 山本有二農相は21日、訪問先の北京で、中国農業部と動植物検疫を扱う国家質量監督検験検疫総局(質検総局)の閣僚とそれぞれ会談し、米の輸出拡大に協力を求めた。中国への米輸出は、中国側が認可した施設を通すことが条件で、山本農相は新たな施設を認可するよう要請。会談後記者団に「誠実に対応していただいた」と述べ、事態の進展に期待感を示した。

 会談したのは、中国農業部の余欣榮農業副部長、質検総局の支樹平総局長。米輸出に必要な施設の追加認可に加え、東京電力福島第1原子力発電所事故を受け、福島、茨城など10都県の食品の輸入を停止していることから、この規制緩和も求めた。

 会談後記者団の取材に応じた山本農相は、中国側の反応について「個別の案件は、中国側との申し合わせでコメントできない」として具体的な説明を避けた。

 山本農相は、日中政府間で定期的に農業問題を協議する場が必要だとして「大臣級(会談)は年1回以上したい」と記者団に語った。現在は事務レベルで定期的に協議する枠組みがあるが、閣僚級はない。

 中国は日本産食品の主要な輸出先だが、動植物検疫上の理由で牛肉や豚肉、ほとんどの果物が輸出できない。

 米は年間消費量、輸入量ともに世界最大の市場だが、日本からの輸出は限られる。

 中国側が認可した施設で精米・薫蒸する必要があるが、認可施設は精米工場が1カ所、薫蒸倉庫が2カ所しかないためで、この拡大が課題となっている。

 山本農相は北京訪問に先立ち19、20日は上海で日本食PRイベントに出席し、日本産米をテーマにしたアンテナショップを視察した。

日本農業新聞

最終更新:7/22(土) 7:01
日本農業新聞

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