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ギタリスト・Rei「驚きを大切に」作った新作『CRY』

7/22(土) 9:00配信

Lmaga.jp

「いつも作品を作るときには『驚き』を大切にしている」(Rei)

国内外のブルーズ~ロック・フリークも唸らせる卓越したギター・プレイと、柔軟なソングライティング力の高さで、日本だけでなく海外の大型フェスにも出演して高い評価を集め続けているRei。2015年の1stミニアルバム『BLU』リリース以降、立て続けに2枚のミニアルバムをリリース。多彩な音楽性を発揮してきた93年生まれの彼女だが、その最新作『CRY』は、スウィンギーな冒頭曲から意表を突く新境地の連続に。7月8日にはフランスの大型野外フェス『Les Eurockeennes』(1万8千人収容)にも出演し、14日からは凱旋的に東名阪ツアーをおこなった彼女に話を聞いた。

【写真】CDとミュージックブックからなる『CRY』のジャケット

──生まれたのは伊丹なんですよね。

そうです。その後、幼少期をフランスやニューヨークで過ごしました。帰国した後は大阪に住んでいました。

──4歳からクラシックギターを始めて、10歳の頃にはバンドを組んでクリームやレッド・ツェッぺリンなどの曲を演奏していたそうですが。クリームなどは最初に聴いたときからカッコいいと感じたんですか?

クリームは10歳くらいのときに聴いて、直感的にカッコいいと思いました。その頃は60'sのホワイト・ブルーズなどをよく聴いていましたし、特に古いものだからという先入観もなく、耳心地がイイから聴いていましたね。

──1stミニアルバム『BLU』(2015年2月)リリース後は『UNO』(2015年11月)、『ORB』(2016年9月)といずれも7曲入りのミニ・アルバムを3部作的に発表してきましたが、最初からトリロジー的な形で作品を作っていこうと考えていたんですか?

3部作にしようということだけは決めてました。最初の『BLU』を作り出した頃は20歳前後だったので、これから自分の音楽的な価値観もきっとどんどん変わっていくんだろうなと思えたし、その変わっていく様子を3部作という形でそのまま作品に昇華できないかなという想いがあったんです。

──確かに、1枚1枚でアプローチも違いますよね。

いつも作品を作るときには、聴いていただく人に対して「驚き」を大切にしていて、自分自身も作曲をルーティン・ワークにしないというか。いろんな楽器を使ってみたり、絵画を観に行ってそれをテーマに曲を作ってみたりとか、常にアプローチを変えながらみんなをどうやって驚かせられるだろうという気持ちで作っていました。もがきも感じられるけど、情熱も感じられる3作になったと思います。

──『BLU』はペトロールズの長岡亮介さんをプロデューサーに迎えてベーシックな魅力が詰まった作品でしたが、次のセルフ・プロデュースの『UNO』は打ち込みも使いながらひとりでできる世界を追求していたりと、1枚ごとにカラーが違う「驚き」がありました。

ミュージシャンとして長岡さんと対等にアイデアを出し合いながら一緒に作ったという感覚でした。『UNO』はよりミニマル(最小限)というか、ミニマルなモノが生み出すマキシマムというテーマがあって、少ない音数でもすごく大きな世界をきっと表現できるんじゃないかみたいな想いがあって作った作品でした。3枚目の『ORB』はより広がりが出てきた、と言っていただくことが多かったです。

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最終更新:7/22(土) 12:45
Lmaga.jp

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