ここから本文です

スパ24時間参戦のグッドスマイル・レーシング、過酷な”3連戦”に挑む。片山右京監督「チャンスを待って確実に獲る」/スーパーGT

7/22(土) 9:25配信

motorsport.com 日本版

 前戦オートポリスから約2カ月。スーパーGT第4戦が、スポーツランドSUGOでいよいよ幕を開ける。

【写真】開幕戦で見事な勝利を飾り、ランキング3位につけている#4 グッドスマイル 初音ミク AMG

 開幕戦で優勝を果たした#4 グッドスマイル 初音ミク AMGは、第2戦富士ではポールポジションを獲得しながらも、2度のパンクに見舞われノーポイント。第3戦オートポリスでは粘りの走りで5位に入り、現在ポイントリーダーとは2ポイント差のランキング3位につけている。

 GOODSMILE RACING & Team Ukyoの片山右京監督は、今季これまでの戦いを次のように振り返った。

「開幕戦で優勝して、滑り出しは良かったです。第2戦富士ではポールを獲ったけど、原因はいろいろあるけども、高速コースだしどちら(のタイヤセット)も33周目でパンクしました」

「第1スティントを早めにピットインしなかったら保っていたという言い方もできるかもしれない。でもそうじゃなくて、キャンバーだったり、セッティングを攻めると速いけど、高速でもっと耐えられるようにみんなでやっていかなくちゃいけない」

「オートポリスはFIA-GT3車両向きではないので、ダメージを最小限に4位狙いだなと思って行ったら、(ピットで)ジャッキが落ちてしまって、9番手まで後退してしまったのが痛かったです。でもライバル勢もトラブルが出て助けられたのもあって、5位にはなれました」

 前戦からのインターバルの間に行われたテストでも、好タイムを叩き出していた#4 グッドスマイル 初音ミク AMG。しかし、レースペースやタイヤには悩みを抱えているようだ。

「2点差のランキング3位というのはチャンスだし、テストでもウェイトをしっかり積んでも一発のタイムは出ています」と片山監督は語った。

「ただレースペースだったり、持ち込みタイヤの作動領域はちょっと心配だったりします」

「全体的にウェットが負けている感じがあるので、今週末も予報が不安定ですし、ダメージリミテッドのレースになった時にどういう風にカバーし、鈴鹿などチャンスがある時にはしっかりポイントを獲っておくことが大事です」

「GT300では、表面化はしていないけど同じAMG-GT3でガチンコのタイヤ戦争をしているから、そこに今はまだ沈んでいるJAF-GT勢や、200kg近くマシンが軽いマザーシャシー勢が絡んでくると、後半はみんな良い争いになってくると思います」

 スーパーGTは今週末のSUGOを皮切りに、夏の3連戦に突入していく。しかし、GOODSMILE RACING & TeamUkyoは小林可夢偉をドライバーに加え、来週末に開催されるスパ24時間レースに参戦することになっている。つまり、スーパーGTの第5戦富士も含め、3週連続でレースに臨むというさらに過酷なスケジュールが待っているのだ。

「今回はメルセデスAMGの50周年の記念で、日本代表という形で招待してもらっています。基本的にはあちらのパッケージでそのまま乗らなきゃいけない。文句もあまり言えないんです」

「まだセットアップとかも全然合っていないくて、タイムも出していけていないんですが、ル・マンであんなタイムを出した可夢偉も絶対的なリスペクトをされていて、認められてないわけじゃないから、徐々にすり合わせをしていって少しでも上を目指します。これが始まりでまだ最初なんで」

 今年はGOODSMILE RACINGもスーパーGT参戦10シーズン目。エントラント代表を務めるグッドスマイルカンパニーの安藝貴範社長も、”クルマが大好きで、目を上に向けている”と片山監督が語っており、彼らの今後の展開、そして何よりも今シーズンの戦いから目を離せない。

松本和己