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D’station Racingの藤井誠暢「欠場のクートの分まで頑張る」/スーパーGT SUGO

7/22(土) 12:13配信

motorsport.com 日本版

 スポーツランドSUGOで開催されているスーパーGT第4戦に参戦する#33 D’station Porscheの藤井誠暢は、負傷のため欠場するアンドレ・クートの分まで頑張ると、意気込みを語った。

【写真】#33 D'station Porscheのフロントピラーに入れられた、クートへのメッセージ

 本来なら、第3戦オートポリスに続いて藤井誠暢とクートで第4戦SUGO、第5戦富士と参戦予定だったが、先日中国のズーハイで行われたレースでクートはクラッシュを喫し、腰椎損傷の重症を負った。命には別状ないが、レースに復帰するためにはしっかりと時間をかけて治さなければいけないということで、今回の欠場が決定。代役には元嶋佑弥が乗り込む。

「僕はチームメイトが変わっても結果を出さなければいけない立場にあります。ここまでドライバーズランキング6位、チームランキング5位と好調。この2戦はアンドレ(・クート)と手堅くいこうと思っていましたが、現実的にレースに出るのが厳しい状況なので、この2戦は元嶋選手とベストを尽くします」

 そう藤井は語った。

 クートも#33 D’station Porscheも、今回のSUGO戦には大きな期待をかけていた。実はクートには、他のチームでのフル参戦契約の話もあったようだが、チーム力やパフォーマンスを考えて、#33 D’station Porscheでの3レース参戦を優先したという。

 特に、彼らにとって得意とする富士スピードウェイでの第5戦は優勝を狙って準備を進めていたため、クラッシュ直後はスーパーGTに出られないことを悔しがっていたと、藤井はクートとのやりとりも披露してくれた。

「富士は楽しみにしていたので、クラッシュした瞬間にGTに出られないというのがショックだと話していましたね」

「僕たちも早い段階で、この3戦に関してのオファーをしていましたが、他のチームからもフル参戦でのオファーがあったそうです。チーム力やパッケージも考えて、僕と組んで戦う3レースの方がチャンスがあるだろうと話して、早い段階に契約してくれました」

「この3戦を、このチームで乗ることにプライオリティを高く持ってくれていたので、彼もすごく残念だったと思いますし、僕も経験のあるアンドレとの3戦とは手堅く行きたかったですね」

 クラッシュ直後から回復まで時間がかかると報じられていたが、それでも彼が乗りたいというのなら快く迎え入れるために、チームは直前まで代役ドライバー起用の発表を待っていたという。

「状況としては厳しいのは分かっていましたが、もしアンドレが乗れるというのであれば、水曜日から来てもらって乗ってもらう予定でした。そのため、今週の半ばまで気持ち的には待っていました」

「ケガをしたからすぐドライバーを交代しますではなくて、アンドレ選手が回復してくれるんだったら、多少痛くても一緒に乗れるというのだったら、当然乗ってもらいたいと思うし、僕も一緒に乗りたいです。だからギリギリまで待ちました」

「ただ、現実的には厳しいので、元嶋選手に第4・5戦は乗ってもらいます。彼にとってもチャンスだと思うので、一緒に頑張れればと思います」

 今回、#33 D’station Porscheのフロントピラーには『Get well soon Couto!!(クート、お大事に!)』というメッセージも刻まれている。

 ライバルも調子を上げて速さを見せているが、クートの分も、いい走りを見せられるか。#33 D'station Porscheに注目が集まる。

吉田知弘