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電話de詐欺撲滅にバスツアー 防犯意識浸透狙い 千葉県内初、四街道署

7/22(土) 11:22配信

千葉日報オンライン

 電話de詐欺被害防止を地域のリーダーに呼び掛けてもらおうと、四街道署(入江康仁署長)は21日、市民らと四街道市内の詐欺被害発生場所や、銀行での対応訓練などを巡るバスツアーを実施した。千葉県内初の取り組みで、参加者に防犯意識の向上と被害防止の広報を呼び掛けた。

 ツアーには、同署員や旭ケ丘自治会の市民ら18人が参加。マイクロバスに乗車し、同市内で実際に詐欺被害や未然防止事案が発生した無人現金自動預払機(ATM)7カ所を視察。同署員が詐欺の種類や被害金額などを説明すると、参加者はうなずきながら熱心に聞き入っていた。

 ツアーの目玉は、京葉銀行四街道支店(同市四街道)での行員と参加者による声掛け訓練の実演。参加者の女性が「入院費が必要なので、400万円下ろしたい」と慌てた様子で窓口に駆け込むと、女性行員が防止チェックシートを用いて冷静に対応。市民らは詐欺被害を防ぐまでの対策を実感した。

 また、移動中の車内では詐欺の手口などをクイズ形式で学習。途中降車したJR四街道駅周辺(同市四街道)で、参加者が詐欺被害防止を呼び掛けるチラシを配布するなど“被害防止広報”として活躍した。

 同署の岩立順子生活安全課長は「体験した皆さんには、近所の人に詐欺被害防止を呼び掛ける広報になってもらいたい」と訴えた。

 同署から委託されている振り込め詐欺防犯アドバイザーの無職、高梨孝子さん(74)=同市=は「普段使っているATMで被害があったなんて」と驚き「今回の体験を生かして1件でも被害を防ぎたい」と意気込んだ。