ここから本文です

ストフェル・バンドーンのコラム:「苦戦を覚悟していたけど、シルバーストンで結果を出せたのは驚きだった」

7/22(土) 15:55配信

motorsport.com 日本版

 マクラーレンのストフェル・バンドーンは、パワーサーキットであるシルバーストンで予選トップ10入りを果たしたことや、シャシーの改善、さらには来年に関する噂などについてmotorsport.comの独占コラムに語った。

【写真】予選Q1の終盤にドライタイヤに履き替え、見事トップタイムをマークしたアロンソ

 シルバーストンはパワートラックであり、少し苦労することになるだろうということを念頭に置いて、僕たちはイギリスGPに臨んだ。ポイントを獲ることができなくてがっかりしたけど、マクラーレン・ホンダの改善については話すことがたくさんある。

 この週末はほとんどトラブルがなくて、きちんとしたパフォーマンスもあってトップ10のペースにかなり近付けた。僕たちのいる中団グループはタイムが非常に拮抗していて、ラップタイムを少しでも稼ぐためには、細かなところがとても重要なんだ。

 フリー走行はうまくいったし、予選では突然天気が変わって雨が降り始めた。だから、ポジションを上げるには絶好の機会になると思った。マシンのパフォーマンスも良くて、トラックに出れば常に良いラップを走ることができたので、励みになった。

 サーキット全域で雨が降ったけど、トラックは徐々に乾いていったので、楽なコンディションではなかった。 Q1を通過して(チームメイトのフェルナンド・アロンソは、セッション終盤にドライタイヤに履き替えて、Q1をトップで通過した)、Q2では僕もドライタイヤで良いタイムを出せたので、Q3に進むことができた。

 シルバーストンで予選トップ10に入ることができたのは、ちょっとしたサプライズだったかもしれない。なぜならここは、パワーにより敏感になった新世代のマシンに適したサーキットのひとつだからだ。でももう一度言うけど、ここで上位に入ることができたということは、ハイスピードコーナーで僕たちのシャシーがうまく機能しているということだ。

 こういうサーキットでフォースインディアやウイリアムズの近くを走れたのはとてもポジティブなことだけど、レースは完璧にはいかなかった。最終的には、ピットストップでポジションを失って、ポイントを獲ることができなかった。

 イギリスGPの後は、マニクールで行うピレリのウエットタイヤテストを手伝うという仕事があったので、あまり休みを取ることができなかった。このテストではマシンの開発を行うことはできないけど、たくさんの周回をこなすということは、僕にとってもチームにとっても良いことだ。

 次はハンガリーだ。ブダペストもまた、ポイントを獲得する良いチャンスになるだろう。このトラックは、ウォールのないモナコのようなレイアウトであり、コーナー数が多いんだ。優秀なシャシーとダウンフォースが必要になるので、僕たちにも競争力があることを願っている。

 これから夏に向かうけど、F1では例年のごとく”シリーシーズン”(移籍などに関する、根拠のない噂が出回る時期)を迎えてヒートアップしているようだ。でも僕に関する限りでは、僕はそれには巻き込まれないだろうと思っている。

 僕にはマクラーレンとの長期契約があるし、物事はうまく進んでいる。来年のことに関して、チームとは何の問題もないと思っている。来年もマクラーレンでレースをしたいし、将来を確立するためにも、チームやエンジニアたちと懸命な作業をしている。

 競争力を持って上位を争う時のためにも、できる限りの準備をしたいので、今このような努力をすることが重要なんだ。

Stoffel Vandoorne