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インディカーテストに参加中のフェリックス・ローゼンクビスト、チームからは「完璧」との評価

7/22(土) 18:22配信

motorsport.com 日本版

 スーパーフォーミュラやフォーミュラEに参戦しているフェリックス・ローゼンクビストは、ミッドオハイオでのインディカーのテストにチップ・ガナッシ・レーシングから参加している。そこでローゼンクビストは、チームから高い評価を受けた。

【写真】スーパーフォーミュラ第3戦で初表彰台を獲得したローゼンクビスト(左)

 5日間に渡るテストでローゼンクビストは、朝のセッションで100周を走破した。

 チップ・ガナッシ・レーシングでスコット・ディクソンのエンジニアを務めるクリス・シモンズは、motorsport.comに次のように述べた。

「昨年のテストの後から我々が期待していたように、彼は完璧だった。昨年よりも短い時間で、昨年以上に走行した。それでいて疲れている様子はなかった」

「今年のテストは、それほど多くのマシンが参加しているわけではない。我々以外には、デイル・コイン・レーシングの2台と、AJフォイト・レーシングの2台の計4台だけだ。だが昨年は17台参加していたと思う。それゆえ、(今年は)トラックにラバーが乗るのにかなり時間がかかったし、昨年ほど路面状況が良かったとは思えない。ミッドオハイオは、その日の最初と最後でコンディションが大きく異なることで有名なトラックのひとつだ」

「だからフェリックスのタイムは昨年より遅いが、朝のセッションでは他車にかなり差をつけて最速タイムをマークした」

 シモンズは、ローゼンクビストにとって2回目のテストにもかかわらず、彼はすぐにホンダのエンジンとエアロキットと、昨年までチップ・ガナッシ・レーシングが使用していたシボレーのパッケージとの違いに気がついたと明かした。

「まるで、彼はずっとマシンに乗っていたかのようだった!」

 そうシモンズは語った。

「彼はすぐにマシンの相違に気が付き、そのあとはスピードを上げていった。それゆえ我々は、早い段階でテストプログラムを始めることができた」

 伝統的には、ベテランのチームメイトがルーキーのフィードバックを利用するには限りがあるものだが、ローゼンクビストはチーム全体の改善に貢献できるレベルに達しており、ディクソンが信頼できるような有益な情報を提供することができるとシモンズは考えている。

「間違いなく彼はそのレベルに到達している」

「昨年そう感じていたが、その時は何を期待できるのか、テストプランをどうするのかはまだわからなかった。最終的には、彼とは3~4回プログラムを完了することができた」

「今年は昨年以上に長い(テストプログラムの)リストを作って、同じようにそれをこなした。フェリックスのフィードバックも良いし、我々が期待していたとおりだ。午後はスコットのセットアップとの比較を何度か繰り返した。彼らふたりのセッティングには違いがあったが、トラックのコンディションが異なることを考えれば、驚くものではなかった」

「各トラックでのレースに向けて、彼(ローゼンクビスト)はマシンを最大限に利用するために何が必要なのか、何を感じとることが必要なのかを解明するためには、時間がかかるだろう。しかし、変化や実際に行ったことを考慮し、マシンには何が必要なのかということを理解している限り、彼はチームに貢献できるレベルに到達していると言えるだろう」

 またシモンズは、オーバルコースにおけるローゼンクビストのポテンシャルはまだわからないが、彼には才能があり、その場の環境に順応するための適切な考え方を持っていると考えている。

「彼は、昨年インディ・ライツでオーバルコースを数周走っただけだ。オーバルコースを走った経験はなかったが、高いレベルに到達し、うまくやっているドライバーは他にもいる。例えば、(ファン・パブロ)モントーヤとかね」

「フェリックスの落ち着いた態度と姿勢、それに学ぼうとする意志があれば、オーバルコースを理解するのにそう長くはかからないだろう」

「ドライバーがそうやって成長していくのかはわからないが、彼の成長ペースは素晴らしい。彼のことはテストという状況でしか見たことがないが、テストでの速さ以上のものがあるということは、我々全員が理解している」

「フェリックスの背景や、ヨーロッパでのレースで優勝したきたということもあり、我々は彼は非常に才能があるということをわかっているし、個人的には、彼をうちのチームで走らせたい。もし彼がインディカーに来たら、比較的短い時間でトップドライバーになれる人物の一人だろう」

David Malsher