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GT500ポールポジション獲得の野尻智紀「期待を形にするのが、僕たちドライバーの仕事」/スーパーGT第4戦

7/22(土) 19:36配信

motorsport.com 日本版

 スーパーGT第4戦SUGOの予選、GT500クラスは同じNSX-GT勢に対しても0.5秒以上の大差をつけて、#8 ARTA NSX-GTが今季2度目のポールポジションを獲得した。

【写真】ポールポジション獲得を喜ぶ野尻智紀、土屋圭市監督、小林崇志

 予選後の記者会見で、#8 ARTA NSX-GTのドライバーふたりは、かなりの期待感を持って今回乗り込んできた様子が伺えた。

 予選Q1を担当した小林崇志は「SUGOと鈴鹿のテストの間でクルマをすごくレベルアップさせることができましたし、僕自身もいろいろ試してこれました。今回は絶対に獲るぞという意気込みでやってきて、まずは第一段階、ポールを獲れてすごく良かったと思っています」と語った。

「ホンダさんやチームも本当に頑張ってくれて、いろんな方の支援のおかげでまたこうやってポールポジションが獲れました。今年1回目は棚ボタだったので、今回はしっかりと実力で記者会見場に戻ってこれました」

 予選Q2を担当し、後続に大差をつける圧倒的なタイムをマークした野尻智紀は、開口一番「ホッとしました」とこぼすと、その心境を明かした。

「テストからすごく調子良かったので、チームもそうだしスポンサーの方も含めて、今回はかなり期待をしている状態でコースに入れました。それを最後に形にしなければいけないのがドライバーだと思います。まだ予選なんですけど、しっかりと形にできて嬉しいし、すごくホッとしています」

「クルマは本当に調子良かったんで、僕は本当に走るだけって感じでした。逆にそれが最低限のことかもしれないですけど、それができてすごく嬉しいです。一発の集中力とタイムのまとめ方みたいなものは誰にも負けない自信がありました。自分自身に結構プレッシャーをかけていたのもあって、早くゴールして帰りたいです」

「僕も立場が変わって、開幕前からチームの和とかそういうものを大切にしながら、一人ひとりが完璧に力を出せるようにっていうのを意識してチームを作ってきたんですけど、それがここ最近すごく良い方向になって、どこのチームにも負けない良いチームになってきたんじゃないかなと思います」

 テストでマシン作りをしっかりと進めてきた#8 ARTA NSX-GT。進化した部分を聞かれた小林は、次のように答えた。

「ホンダさんの研究や開発というのが大前提にあって、それをどう活かすかはチーム単位にかかってくる問題なので、そこを意識してセットアップを進めました。あと、レーシングカーはリヤのグリップがないと基本的に速く走れないと僕は思っているので、そこをドライバーがより”頑張れる”ようなモノにしてきたつもりです」

 野尻もこれに同意し、そうしたクルマ作りがアタックにもロングランにも活きているという。

 明日の決勝を先頭からスタートする#8 ARTA NSX-GTだが、今のところレースは雨となる可能性が高い。

 ”魔物”が棲むというSUGOだけに、野尻は「天気を教えてくださいっていう感じです。多分、魔物さんはいらっしゃるのかな? 怪しいですし、ひたすら粘り強くプラス速く走ったもん勝ちだと思うので、相当頑張ります」と気を引き締めた。

 一方、小林は「一度もトップを譲ることなく優勝したいというのが一番ですけど、雨の中でもテストでは調子良かったので、ミスなく走れば勝てんじゃないかなと思います」と意気込みを語った。

松本和己