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民間のお知恵拝借 相模原市 事業計画参考に「意見聴取」

7/22(土) 18:30配信

カナロコ by 神奈川新聞

 民間の発想や手法を行政の事業展開に生かそうと、相模原市は民間業者と対話してアイデアを聞く「サウンディング型市場調査」制度を始めた。第1弾として、市立市民・大学交流センター(愛称=ユニコムプラザさがみはら、南区相模大野)の効果的な事業展開を問う調査を実施。24日まで対話参加者を募集している。 

 サウンディングとは、打診するという意味。この調査は民間活力の活用のために行うもので、横浜市が2010年から先進的に取り組んでいる。

 市有施設の利活用や指定管理者の公募条件など事業計画を固める前に、その事業が民間にとって魅力あるものか、もし自身が参画すればどんな展開が可能か-を対話相手(提案者)から聴取。庁内検討だけでは得られないアイデアやノウハウを計画に取り入れることができるという。

 対話相手を公募することで公平性・透明性を確保し、提案は知的財産として保護。ノウハウが採用された業者は、明確な加点はないものの、案件に得意分野が含まれることになる。

 ユニコムプラザは、現在2期目の指定管理者の指定期間が来年度末で終わる。設置目的である「市民と大学の連携」に向けた新たな取り組み、施設内のフリースペースの有効活用、指定管理者制度以外に考えられる運営形態などについての意見やアイデアを募集。申し込みを受けて8月下旬に対話を実施し、10月に調査結果を公表する予定だ。

 市民から広く意見を募るパブリックコメントと異なり、サウンディング型市場調査は事業主体となる可能性がある団体が対象。対話の応募がなければ、民間にとって魅力のない事業と判断されたという“市場調査”結果になる。

 ユニコムプラザを所管する市民協働推進課では「対話を通じて、よりよい施設運営、市民サービスに役立てていく」とし、指定管理者制度を見直す可能性もある。問い合わせは同課電話042(769)9225。