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障害者ら400人課題共有 横浜で支援団体全国大会

7/22(土) 20:30配信

カナロコ by 神奈川新聞

 精神障害者支援団体のネットワーク組織「あみ」(NPO法人全国精神障害者地域生活支援協議会)の20周年を記念する全国大会が21日、横浜市中区のワークピア横浜で始まった。障害当事者や支援者ら約400人が参加し、精神障害者福祉の課題を共有した。22日まで。

 壇上では「相模原障害者殺傷事件-優生思想とヘイトクライム」などの近著がある立命館大学大学院の立岩真也教授が講演。措置入院患者の退院後支援を強化する精神保健福祉法改正案に対し「患者の支援者が、逮捕監禁する側の警察と一緒に仕事をするという立ち位置になるのは問題。患者は常に心配や懸念を抱くことになる」と指摘。長期入院などの課題については「自分たちの業界の物事の決まり方について、常にアンテナを張ることが必要。『制度を変えるとき、(国の会議などに)申し訳程度に本人(障害当事者)が入るだけ』の現状を変えていかなければならない」と語った。

 福島県浪江町の福祉作業所は、東日本大震災で被災後に同県二本松市に拠点を移して活動する様子を報告。厚生労働省職員による行政報告や「あみ」の活動報告も行われた。

 22日は午前9時~午後5時。県障害者自立生活支援センターの鈴木治郎理事長による「『津久井やまゆり園事件を通して』~障害当事者として改めて思うこと~」と題した講演、労働や家族支援など六つのテーマに分かれて学ぶ分科会、シンポジウムが行われる。参加費9千円。要約筆記あり。問い合わせは、事務局電話042(313)9403。