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門下生少ない、主な収入は空手以外…道場主、運営に悩み 行政や学校と連携求む

7/22(土) 9:50配信

沖縄タイムス

 沖縄県が実施した「沖縄伝統空手・古武道実態調査」では、道場の経営課題として「門下生の人数が少ない」の回答が最も多く、道場運営者の主な収入源は「空手以外から得ている」との回答が約4割を占めた。関係者は、課題解決に向けて県の支援や、門下生獲得に各道場と学校との連携の必要性を求める声が上がった。

 沖縄伝統空手道振興会の喜友名朝孝理事長は「幼い頃から始めても、小学校高学年から部活動や塾などで道場に足を運ばなくなるケースが多い」と説明。子どもたちにとって空手をより魅力あるものにするために「各市町村の祭りやイベントなどでエイサーのように集団で披露するなど、発表の場をつくる仕組みづくりが必要だ」と強調した。

 県空手道連合会の上里一雄理事長は「門下生の獲得競争も激しいと聞く。道場運営は利益が見込めず、個々のボランティア精神に頼る部分が大きいのではないか」と推察。自身も銀行員を続けながら空手に励んだが「時間的に仕事と道場運営の両立はできず、職場内の道場で教えた」と振り返る。県に「道場運営だけで生活できる支援策や、大規模な大会を増やすなどのバックアップ」を望んだ。

 沖縄空手・古武道連盟の阿波根直信会長は、道場運営を続ける上での悩みとして「門下生が減少する中、道場を賃貸している場合は運営が厳しい」と指摘。「若い指導者の育成、空手の保存継承や青少年育成の観点から、道場運営への補助など県のサポートが必要だ」と話した。

最終更新:7/23(日) 13:25
沖縄タイムス