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外国出身者を積極採用 金沢市内のホテル

7/22(土) 2:26配信

北國新聞社

 金沢市内のホテルで、外国出身の人材を採用する動きが広がっている。石川県内では北陸新幹線開業3年目も外国人の宿泊者数が増えており、都市型ホテルからカプセルホテルまでが積極姿勢を取っている。外国人客の受け入れ態勢を整えるためだが、人手不足が進む中、貴重な戦力にもなっているようだ。

 金沢東急ホテルは今春、ロンドンのホテルなどで勤務経験を持つ楊智さん(34)=中国出身=を正社員として採用した。昨春には中国出身の女性1人も雇用し、フロントやロビー周辺での案内業務などを割り当てている。

 斉藤克弥総支配人によると、宿泊客全体に占める外国人の割合は年間平均で約3割を占めており、来春はベトナム出身の2人を採用し、飲食部門などで働いてもらう。斉藤氏は「伸びしろのある外国人客に対応するため外国出身者を積極的に採用し、年間10人前後の採用の半数を外国人としたい」と語った。

 金沢ニューグランドホテルでは昨年から、イタリア出身の女性がパート従業員のコンシェルジュとして活躍している。日本国籍を取得した中国出身の正社員もレストランの接客係を務める。庄田正一社長は「金沢は『欧米豪』の外国人客の伸びが高く、まだ増える余地がある。各ホテルはさらに外国出身者の確保を進めるだろう」と見通した。

 18日にオープンした金沢カプセルホテル武蔵町も、中国出身の女性スタッフを雇用した。

 北陸信越運輸局の統計によると、県内では昨年、延べ宿泊者数が前年比0・4%減の870万人だった一方、外国人延べ宿泊者数は20・5%増の62万人に伸びた。今年4月の外国人宿泊者数は13万人を超え、単月では過去最高となった。

北國新聞社

最終更新:7/22(土) 2:26
北國新聞社