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台湾から覚醒剤密輸、沖縄県警などが組織摘発、元組員ら5人、末端価格3千万円以上

7/23(日) 6:30配信

琉球新報

 沖縄県警と沖縄地区税関、九州厚生局沖縄麻薬取締支所が、元暴力団組員ら5人で構成する台湾からの覚醒剤の密輸組織を6月に摘発していたことが22日、捜査関係者への取材で分かった。逮捕・起訴されたのは元組員の男1人を含む男ら5人。


 5人がこれまでに台湾から県内に密輸した覚醒剤は400グラム以上に上り、末端価格で3千万円以上に相当する。県内では覚醒剤の密輸事件が相次いでおり、県内の取締機関は警戒を強めている。

 捜査関係者によると、元組員ら5人は今年6月中旬ごろ、覚醒剤数十グラムを営利目的で所持していたとして覚せい剤取締法違反容疑で逮捕され、7月中旬に起訴された。元組員が犯行を主導し、ほかの4人はそれぞれが運搬や保管、密売などの役割を担い、組織的に犯行に及んでいたという。

 元組員らは2016~17年にかけて、台湾で入手した覚醒剤を複数回に分けて、沖縄に密輸した。これまでに県内に密輸された覚醒剤は400グラム以上(末端価格3千万円以上相当)に上るという。

 関係取締機関は県内で覚醒剤を密売していたとみており、背後に暴力団組織や台湾マフィアなどがいないか慎重に捜査を進めている。沖縄地区税関は、24日にも5人を関税法違反で那覇地検に告発する方針だ。

 県内では昨年5月、1度に約600キロの覚醒剤密輸事件があり、12月にはクルーズ船の乗船客が約17・3キロの覚醒剤を持ち込む事件などが発生している。

琉球新報社

最終更新:7/23(日) 6:30
琉球新報