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『ポケモン』映画、なぜ20作目で“原点”描いた?監督の答え

7/23(日) 13:26配信

シネマトゥデイ

 昨年12月にポケモン映画20作目『劇場版ポケットモンスター キミにきめた!』の内容が発表されたときに、テレビアニメ第1話を想起させるビジュアルにポケモンファンは沸いた。なぜ同作で、20年前のテレビアニメ第1話で描かれたサトシとピカチュウの出会いという“原点”が描かれたのか。1998年に公開されたポケモン映画の第1作から、監督を務め続けてきた湯山邦彦が明かした。(取材・文:編集部・井本早紀)

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■20周年作品として

-なぜサトシとピカチュウの出会いをあらためて描こうと思ったのでしょう?

 まずはやはり、20周年ということがありました。映画の制作がスタートしたときにはいつも通り、テレビアニメ「ポケットモンスター サン&ムーン」の劇場版第1弾として考えていたんです。ですが20周年作品として、昔のファンから今のファンまで、みんなが楽しめるような作品がいいのではないかと思い、いったん白紙に戻して根本的なところから考え直したんです。

 そのときに「テレビアニメ『ポケットモンスター』はサトシとピカチュウが出会ったことから、全てがスタートしている」と気付き。では、この劇場版から初めて入る人もわかるように、サトシとピカチュウの出会いから始めてみようと。今までの映画の中ではできなかった、新しい旅の仲間との出会いと別れ、ポケモンをゲットして育てて、進化させるというポケモン本来の楽しみ方も、20周年という枠の中で描けるのではないかと、今作に着手したんです。

-ソウジとマコトといった新たなキャラクターとの出会いもありますね。

 実は20周年ということで、(以前テレビアニメで活躍していた)タケシやカスミが登場するというアイデアもありました。ただ劇場版で登場させると、初めて観る人に彼らの説明が必要になる。ですが、この劇場版でタケシやカスミと初めて出会うとなれば、テレビシリーズとは違う出会いになり、皆さんが知っているタケシとカスミではなくなってしまう……。そして劇場版の上映時間の関係もある。

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最終更新:7/23(日) 15:50
シネマトゥデイ