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県内ウナギ商戦本番 豚肉、ナマズのかば焼きも

7/23(日) 10:00配信

茨城新聞クロスアイ

25日の「土用の丑(うし)の日」を前に、県内の専門店やスーパーなどでウナギ商戦が本番を迎えている。近年、国産を中心に価格が高騰しているが、今年は養殖用の稚魚漁が昨季より好調だったため、一部で値下げの動きも見られる。スーパーではウナギの売り場を拡大するほか、豚肉やナマズのかば焼きなど関連商品の販売にも力を入れている。

「暑いので、ウナギを食べて元気をつけようと思って」。つくば市稲岡のイオンつくば店を訪れた同市の女性(61)は、夫婦で食べるかば焼きのパックを手に取った。同店は20日に鮮魚コーナーのウナギ売り場を最大規模に拡大し、約10種類のかば焼きを用意。今年は市場相場が下がったことから、例年より1割ほど安く販売している。

売り場にはほかに、豚肉のかば焼きや、近畿大が開発したナマズと、ナマズの仲間の白身魚「パンガシウス」を使った関連商品も並び、新たな丑の日の提案にも力を入れる。担当者は「猛暑の影響もあり、売れ行きは順調」と期待する。

■「祭りのよう」汗拭う
水戸市本町の「うなぎの店東條」も7月に入り、繁忙期を迎えた。来客数は昨年より1割ほど多いといい、丑の日の25日の販売枚数も昨年より500枚多い2500枚を予定する。

店主の東條稔さん(44)は「ウナギ屋にとって丑の日は祭りのようなもの。力も入る」と張り切る。

仕入価格については「なかなか下がらない。下がるとすれば秋ごろではないか」と話し、価格が下がった場合、身を大きくするなどの対応も検討する。

22日も午前5時から仕込みなどの作業に大忙し。東條さんは吹き出る汗を拭いながら、蒸したウナギを店独自のタレにたっぷりつけ、手際よくかば焼きにする作業を繰り返していた。(磯前有花)

茨城新聞社