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桐生「最低限の走り」10秒05の大会新で優勝

7/23(日) 20:37配信

スポーツ報知

 陸上のトワイライト・ゲームス(報知新聞社後援)が23日、東京・代々木公園陸上競技場で行われ、男子100メートルで16年リオ五輪400メートルリレー銀の桐生祥秀(21)=東洋大=が10秒05(追い風0・6メートル)の大会新で優勝した。

 6月の日本選手権で4位となり、個人種目でのロンドン世界陸上(8月)切符を逃して以降、初の公式戦だった。期待された日本初の9秒台こそ逃したが「日本選手権の次の試合でも遅かったら、応援してくれている人に失礼。ベストは出ていないけど、最低限の走りは出来た」とうなずいた。

 日本選手権後は、さすがに1週間ほど立ち直れなかった。練習場に顔を出しても、走る気にはなれなかった。時間が経つにつれて、ふつふつと悔しさがこみ上げてきた。「悔しい時は、めちゃくちゃ(練習を)やる方なので」。悔しさを練習量に変えた。今月上旬、炎天下で3時間半かけて50メートルを70本も走り込む練習などで体をいじめた。

 「弱かったら、強くなればいい。どんなにボロクソに言われても、3年後(東京五輪)見てろよ、と」。世陸では400メートルリレーメンバーとして史上初の金メダルに貢献する。リオ五輪では予選、決勝とも第3走者で銀メダルに導いたエース。「(10秒)0台に甘えていたら、リレーメンバー(出場オーダー)にさえ選ばれないかもしれない。ここからが大切になる」。挫折を味わった現役最速男は、ギラついている。

最終更新:7/24(月) 21:37
スポーツ報知