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かつて電気自動車が主流の時代があった ー 写真で振り返る120年の歩み

7/23(日) 9:10配信

BUSINESS INSIDER JAPAN

電気自動車の可能性が、かつてないほど高まっている。

ゼネラルモーターズ、フォルクスワーゲン、ダイムラーAGなどの既存自動車メーカーは、電気自動車に多額の資金を投じている。そして言うまでもなく、テスラは電気自動車のみを展開している。

【画像】クロスオーバーSUV「Model X」を発表するデスラCEOイーロン・マスク氏。2015年9月29日。

だが電気自動車は新しいものではない。事実、アメリカでは長い歴史があり、一時期は自動車の主流だった。

電気自動車がどのように進化してきたのか見ていこう。

1800年代末から1900年代始めにかけて、電気自動車が登場。

1899年と1900年、電気自動車は他の全タイプの車より売れた。事実、アメリカの国勢調査によると、1900年、アメリカで生産された自動車4192台のうち28%が電気自動車だった。電気自動車の販売総額は、この年のガソリン自動車と蒸気自動車の合計額を上回った。

1900年代初頭、電気自動車はガソリン自動車や蒸気自動車に比べて大きな利点があった。

初期の電気自動車は基本的に、バッテリーで動く「馬がいない馬車」だった。だが、いくつかのメリットがあった。

1つ目は、蒸気自動車やガソリン自動車に比べて、臭いや騒音、振動がなかったことだ。また、操作がはるかに簡単だった。ガソリン自動車は、エンジンをかけるためにクランクを手で回す必要があった。また運転中はギアを変える必要があり、それがとても難しかった。

蒸気自動車は手でギアを変える必要はなかったが、始動に時間がかかり、電気自動車よりも航続距離が短かかった。

だが1935年までに電気自動車の人気は衰えた。エンジンが主流になり、何十年にもわたって主流となった。

電気自動車メーカーは1920年代に若干の成功を収めたものの、生産のピークは1912年だった。

当時、ヘンリー・フォードがエンジンを大量生産したことで、ガソリン自動車は電気自動車よりも大幅に安くなった。例えば、1912年、屋根のないタイプの電気自動車が1750ドルだったのに対し、ガソリン車はわずか650ドルだった。

新しいガソリン自動車には電動スターターなど数多くの改良が加えられ、操作がはるかに楽になった。1935年までに、電気自動車は見られなくなった。

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