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奄美の食普及講習会 伝統のみき作りにも挑戦

7/23(日) 11:52配信

南海日日新聞

 鹿児島県の「大島地域かごしまの“食“交流推進協議会」と「大島本島地区農産物地産地消推進協議会」は2017年度、地場産食材を使ったメニューと地域に伝わる伝統食の巡回講習会を進める。奄美市笠利町の「ひと・もの・交流プラザ」で22日、初回講習会があり、小学5年生から大人まで約20人が参加。サツマイモや白米を材料にした奄美の伝統的な発酵飲料「みき」や奄美大島産野菜のカレー作りに挑戦した。
 講習会は、県が15年度に制定した「かごしまの味」の普及、継承と地場産野菜の消費拡大が目的。「かごしまの味」は県内各地の郷土料理や菓子など28品目で、奄美では、みきや鶏飯、黒糖、イカの墨汁(マダ汁)など10品目を選んだ。講習会は年3回見込む。3年間かけて10品目全て実習を行い、地場産野菜の積極的な食材利用も呼び掛ける。
 初日は午前、午後に分かれてあり、午前の部は小学生ら9人が参加。奄美の伝統食や地場産野菜に関するミニ講座に続き調理実習があった。カレーの材料には島内産のトウガンやカボチャ、トマト、ニンニクなどを使用。参加者は「味の郷かさり」のスタッフを講師に調理に取り組んだ。
 夏休みで奄美市の親戚宅を訪れている島外の小学校6年生は「祖母に勧められて参加した。トウガンなど、鹿児島と奄美では調理方法や食べ方が違う野菜があることも分かり、奄美の食の勉強にもなった」と話した。
 大島地域かごしまの“食“交流推進協議会などは16年度まで奄美大島と喜界島の地場産品直売所を巡るスタンプラリーを展開し、地場産農業を積極的に支援してきた。講習会はこれに代わる取り組み。担当者は「体験イベントへの移行で地場産品や伝統食をより身近に感じてもらい、さらなる消費拡大につなげられれば」と話した。

奄美の南海日日新聞

最終更新:7/23(日) 11:52
南海日日新聞

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