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メルセデス、HWA名でフォーミュラEシーズン5参戦へ。その後ワークス体制に移行か?

7/23(日) 13:06配信

motorsport.com 日本版

 フォーミュラEの第5シーズン(2018-2019年)から、参戦権を有しているメルセデス。しかしマニュファクチャラー登録をしていないため、自社のパワートレインをシーズン5に使うことができない。そのため、DTMなどに参戦するメルセデスの子会社であるHWAがシーズン5に参戦し、その後ワークス体制としての参戦に引き継ぐ可能性があると考えられている。

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 HWAの創設者であるハンス-ウェルナー・アウフレヒトと、チームディレクターであり同社CEOであるウルリッヒ・フリッツは、先日行われたニューヨークePrixを視察した。

 フォーミュラEにはアウディ、ルノー、ジャガーといったメーカー系チームが参戦しており、BMWもシーズン5からワークス体制での参戦を明らかにしている。メルセデスが同シリーズに参戦することを決めるかどうかは、今年の10月までに判断される見込みだ。

 HWAやメルセデスが単独のマニュファクチャラーとして参戦することも可能だ。しかし、それは早くともシーズン6(2019-2020年シーズン)になってしまい、バッテリーが強化され、レース中のマシンの乗り換えがなくなる2シーズン目からということになる。

 そのため、HWAが第5シーズンに参戦することになった場合には、ZFが手がけるベンチュリ製パワートレインを使うことになるものとみられる。HWAはZFの重要なパートナーであることからも、同社のパワートレインを使ってまずはフォーミュラEへの参戦を開始し、その後自社製のパワートレインに引き継ぐというのが、最も可能性のあるシナリオであると考えられる。

 メルセデスF1のエクゼクティブ・ディレクターであるトト・ウルフと、ベンチュリの社長であるギルド・パランカ・パストールは友人同士であり、ベンチュリはメルセデスのDTMドライバーであるマーロ・エンゲルを、フォーミュラEのドライバーとして起用している。これらのことも、両者の関係性を裏付ける要素となっている。

 また、昨年のF1王者であるニコ・ロズベルグは、今月初めにフォーミュラEのディレクターと会い、先週には電気自動車メーカーのテスラを訪問している。そのロズベルグも、一般的には疑わしいと思われているものの、メルセデスのこの新しいプロジェクトやフォーミュラE自体に、何らかの関わりを持つ可能性があると考えられる。

Sam Smith