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スズキ移籍1年目のイアンノーネ。才能を”浪費”している!?/MotoGP

7/23(日) 15:37配信

motorsport.com 日本版

 LCRホンダのカル・クラッチローは、スズキのアンドレア・イアンノーネが今季、自身の才能を浪費しているのではないかと考えている。

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 イアンノーネはドゥカティで4シーズンを過ごした後、ヤマハに移籍したマーベリック・ビニャーレスの後任としてスズキに加入した。しかしイアンノーネの序盤9レースは、満足いくものにはなっていない。

 イアンノーネは今季ここまで3レースでリタイアし、オースティンでの7位が最高位。その結果ランキングは16位で、昨年同時期のビニャーレスと比較して、11ポジションも低いものになっている。またスズキ自体も苦戦しており、マニュファクチャラーズランキングではアプリリアをわずか1ポイント上回っているだけだ。

 イアンノーネの不安定なパフォーマンスについては、元スズキのライダーで伝説のチャンピオンであるケビン・シュワンツや、motorsport.comのコラムニストであるランディ・マモーラが苦言を呈している。

 ザクセンリンクでは、クラッチローも同様の疑問を呈した。彼は2014年にドゥカティに在籍していた際、そのサテライトチームであるプラマックに所属していたイアンノーネの走りに感銘を受けたという。

「僕は彼の乗り方を知っている。僕がドゥカティにいた当時、彼が最高のドゥカティライダーだった」

 そうクラッチローは語った。

「彼はとんでもないことをするんだ。例えば、ストッロルとブレーキを同時に使うことができる。しかし、彼はその才能を無駄にしている。彼はただ悩んでいるだけじゃない。絶対に悩んでいるだけじゃないんだ」

 昨年はビニャーレスの手によりMotoGP復帰後初の優勝を手にし、その他にも3つの表彰台を獲得したスズキ。しかし、今季はまだ6位以上の結果を手にすることができておらず、非常に厳しいシーズンを過ごしている。

 イアンノーネのチームメイトである最高峰クラスルーキーのアレックス・リンスは、負傷により4レースしか出走できておらず、開幕戦の9位が唯一のポイント圏内でのフィニッシュだ。

 そのリンスは、イアンノーネがスズキのマシンにライディングスタイルを合わせるのに苦労していると語る。

「イアンノーネがやろうとしていることは、簡単なことじゃない。4年間ドゥカティのマシンに乗ってきて、スズキに加入したんだから」

 そうリンスは語る。

「全く異なるバイクなんで、すべてのスタイルを変えなきゃいけないんだ。でも、彼はそれをやり遂げることができる。そして、バイクのポテンシャルを証明できるはずだ」

David Gruz