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12球団の三遊間ベストコンビは? アウト率から各チームの守備の特徴を探る

7/23(日) 11:01配信

Full-Count

広島は優れたデータ!? 三遊間コンビの守備状況を図示

 鋭い打球が多く襲うホットコーナーを担う三塁手――。幅広い守備範囲と強肩なくしてはアウトを稼げない遊撃手――。花形といっていい2つのポジションの守備がうまくいっているかどうかは、失点抑止への影響はもちろんのこと、そのチームに堅守の印象をもたらすものでもあるだろう。

【表】守備位置別セイバー成績一覧

 ゴロをどれだけアウトにしているかの数値を使って、どのチームの“三遊間コンビ”が、二塁と三塁の間を堅く守り抜いているかを考えてみたい。

 検討は、二塁から三塁までを11のゾーン(C?M)に区分し、各ゾーンで捕球された、もしくは通過したゴロ打球が、どれだけの割合でアウトになったかを示したグラフを使う。投手が捕球できるような、定位置の前方に転がったゴロは対象から外している。そうした打球の処理ももちろん技術は必要だが、左右に動いて捕球する、より野手の基本的な動作や力量と関わりの深い打球に絞り対象とした。

 黒の実線で示したのがNPB平均で、定位置に近いゾーンでは高く、そうでないゾーンでは低く、グラフがうねっている。三塁手であればD、遊撃手であればJ付近が定位置となり、そこから離れるにつれてグラフが凹んでいっている。

 これに、各球団の数値を重ね合わせると、どれだけ打球をアウトにしていたかの平均との差と、どのゾーンでアウトを獲っていたか、獲れていなかったかなどの傾向が見えてくる。図は巨人のものだが、遊撃手がカバーする二塁寄りは平均を上回っており強みであること、三塁手と遊撃手両者でカバーする三遊間の深めのゾーンで平均を割っており、弱みであることがわかる。

広島、オリックス、ヤクルト、日本ハムなどが好結果

 こうした方法で各チームを見ていき、優れていたチームを挙げていく。まずは広島だ。三塁・安部友裕、遊撃・田中広輔というコンビが組まれることが多いが、ほとんどのゾーンでプラスを記録している。G、Hといった三遊間の深い位置もNPB平均を上回っており、野手陣はよくカバーしている。

 オリックスも小谷野栄一と安達了一らで組まれることの多いコンビがなかなかの結果を出している。ただ、三遊間深めをうまくカバーする一方で、三塁線側は若干平均を割っているのが広島との違いだ。ヤクルトは三塁線を確実に処理し二塁寄りがやや弱いものの、大きな穴はない。日本ハムも穴がなくほぼ全域で平均を維持している。

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最終更新:7/23(日) 11:01
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