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米騒動、来年で100年 魚津市教委がプレイベント

7/23(日) 17:48配信

北日本新聞

■講演やツアーで歴史に理解

 魚津が発端となり全国に広がったとされる米騒動が2018年7月23日に100年の節目を迎えるのを前に、魚津市教育委員会は23日、同市の大町公民館などで講演会とゆかりの地を巡るツアーを開いた。約100人が歴史的出来事の意義や経緯に理解を深めた。

 米騒動は1918(大正7)年に起きた。米価高騰に苦しむ漁師の妻たちが、旧十二銀行米倉(同市本町)に押し寄せ、蒸気船へのコメの積み出しをやめるよう求めたことがきっかけとされる。

 講演会では、100年に向けてドキュメンタリー映画「百年の蔵」を制作する神(じん)央(あきら)ディレクターが予告編を上映。地元の高校生が米倉や関係者を取材し、騒動の歴史に迫る過程を一部紹介した。

 最初は興味が薄かった高校生が米倉に来て調査を始めると目の色が変わったとし、「魚津のまちには米騒動のことがしっかり伝わっているし、それを今もたどれるのは幸せなこと」と話した。

 フリージャーナリストの金澤敏子さんは「米騒動と越中のおかか達」と題し講演。「富山の主婦は県外とは違い、米を略奪することは一切なく、秩序があった」とした。

 ツアーには30人が参加し、地元の観光ボランティアの解説を聞きながら、旧十二銀行米倉や鴨川周辺などを歩いて回った。

北日本新聞社

最終更新:7/23(日) 19:50
北日本新聞