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分裂は回避される? どうなる仮想通貨ビットコインの分裂騒動

7/24(月) 11:18配信

THE PAGE

 仮想通貨ビットコインに分裂騒動が発生しています。最終的には問題なく解決するとの見方もありますが、万が一に備えて通貨を売却する人が増え、価格が下落しています。

 ビットコインの価格は、昨年後半までは1BTC(ビットコイン)あたり5万~10万円程度で推移していました。しかし今年に入って価格は上昇を開始し、1BTC=10万円を突破。 5月にはさらに急上昇し、6月は30万円前後で推移していました。今年4月に日本で法改正が行われビットコインが準通貨として正式に認められるようになり、日本人投資家が多数、市場に参加したことが価格上昇の主な要因です。

 ところが7月に入ると、27万円を割り込んだ後一時、21万円程度まで下落するなど、ビットコインが売られるケースが増えてきました。背景にあるのはビットコインの分裂騒動です。

 現在のビットコインの仕様では、1日に数十万件の取引しか成立させることができません。今後、ビットコインがさらに普及した場合、処理が追いつかなくなる可能性があります。このためビットコインの仕様を変更することが検討されているのですが、ここで大きな問題が発生しています。

 ビットコインは一般的な通貨と異なり、集中管理している政府や中央銀行が存在しません。このため仕様変更については、ビットコイン事業者などが協議する形で議論が進められてきましたが、一部の関係者が提案された仕様について異議を唱え対立してしまったのです。最終的に対立が解消されない場合には、新しい仕様での運用がスタートする8月1日以降、ビットコインが分裂してしまう可能性が出てきたわけです。

 集中管理する組織がありませんから、何が起こるのかはまったく予想が付かないという状況でしたが、ここにきて新しい仕様の賛同者が多数にのぼり、分裂は回避されるとの見方が強まっています。

 ビットコインは、集中管理する組織がいないところが最大のメリットであり、そうであるが故に圧倒的な低コストでの送金などが可能となっています。安く便利に使える分だけ、こうしたリスクが生じるのはやむを得ないことかもしれません。

 利用者はこうした一連のリスクを理解した上で賢くビットコインを使う必要があります。逆に、こうしたリスクが気になる人は、無理にビットコインには手を出さない方がよいでしょう。

(The Capital Tribune Japan)

最終更新:7/28(金) 6:14
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