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【BMW HP4 RACE 公開】カーボンフレームが理想的な“たわみと剛性”を両立…プロダクトマネージャー談

7/24(月) 19:00配信

レスポンス

BMW Motorrad 正規ディーラーで受注が始まり、今年11月から順次納車される『HP4 RACE』が、ついに日本上陸を果たし、報道陣の前にその姿を現した。

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全世界750台限定で生産されるレース向けモデルで、車体価格は1000万円。市販車としては世界初となるオール・カーボンファイバー製のメインフレームとカーボン・ホイールを採用し、乾燥重量はわずか146kg。アルミ製の燃料タンクを満タンにしても171kgという驚異的な軽さを誇る。

これはスーパーバイク世界選手権のワークスマシンより軽く、MotoGPマシンと比較しても3.5kgほどプラスにしか過ぎない。

BMW Motorrad プロダクトマネージャーのジョセフ・メッヒュラー氏はメディア向け技術説明会で、HP4 RACE のカーボンフレームについてこう説明した。

「アルミニウムと同等の剛性、スチールと同等の強さ、すなわち“たわみ/曲げ”と“剛性”のベストな相互作用を実現する」(メッヒュラー氏)

「最大の利点はステアリングヘッドからリンク・フォーク・ベアリングまでを連続したコンポーネントにできること。明確に定義された特性として、最大膨張率はわずか0.4%。アルミ鋳物では不可能な、すべてのフレームで同じ特性を実現できる」(メッヒュラー氏)

「最大バンク角のとき、フォークとスプリング・ストラットの機能性には角度限界がある。こうした状況では、フレーム、スイングアーム、タイヤがダンピングを受け持つ」(メッヒュラー氏)

また、カーボンホイールについてはこう言う。

「鍛造ホイールと比較してカーボン・ホイールは30%軽く、高い耐久性を備えている。ジャイロ効果による ジャイロ・フォースは40%削減する」(メッヒュラー氏)

「ホイール単体の質量が大幅に軽減されたため、素早い方向転換と制動距離の短縮化を実現。ライダーはすべての方向転換時、減速・制動時に、また間接的には加速時にもその効果を実感できる」(メッヒュラー氏)

技術説明会の後、試乗もできたが、たしかに車体の軽さは群を抜いている。

《レスポンス 青木タカオ》

最終更新:7/24(月) 19:00
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