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手書きメモを即スマホに同期 メモの整理やアイデア出しがはかどる「Neo smartpen N2」

7/24(月) 18:17配信

ITmedia Mobile

 今やスマートフォンは、仕事と切っても切り離せない関係になるほどに普及しました。そこで、仕事の生産性を上げるために、スマートフォンをどのように活用すればいいか? という視点に立って、ワークスタイル変革に役立つスマートフォン向け周辺機器、サービス、アプリなどを紹介していきます。今回取り上げるのは、NeoLABの「Neo smartpen N2」です。

【実際に使ってみた】

●メモはできるだけデジタル化したい!

 この時代、仕事上できることならしておきたいもの、それはメモのデジタル化です。メモがデジタル化されたら何が便利かなんて今さら説明するまでもないですが、強いて挙げれば3点あります。

 それは、

・大事なメモの紛失に備えたバックアップができること
・共有しやすくなること
・さまざまなデジタルデバイスで活用できるようになること(いつでもどんな場所でも見られること)

 です。もしどこかのタイミングでテキスト化できたら最高! 手書きしたものでも検索できるようになるので、活用しやすくなるからです。

 ゆえに、ノートPCを開けるところでは、最近は発表会でも何でもキーボードでメモを取るようにしているこの頃。手書きよりも書き取れる情報量が増えるし、PCをオンラインにしておけば即スマートフォンに同期して見られるため、見返しやすいので気に入っています。

 しかし、メモが手書きになることもあります。立ったまま高速フリック入力でメモを取る若者もいる時代ですが、残念ながら自分にはできません。手書きメモはキーボードと違って書ける文字の量はたかが知れていますし、あとから読めなかったなんてことも起こりやすい。そのため、ICレコーダーも併用することも多々あります。しかし、ご想像の通り、どの録音がどのメモに相当するか分からなくなって困るというのがいつものパターン。特に発表会や展示会の会場では起こりがちで困っておりました。

 書いたものがどんどんデジタル化されて、すぐスマートフォンに取り込めて、しかも録音できて、書いた文字タップしたら録音の頭出しができたらすごくいいよな〜、と思っていたら、なんと! すでにそういう製品が存在したのです。前置きが長くなりましたが、それが今回ご紹介する「Neo smartpen N2」です。製品をお借りできたので、その使用感についてご紹介いたしましょう。

●Neo smartpen N2とは

 Neo smartpen N2が、11.8mmの厚さのアルミニウムと、ステンレススチールで作られた22gという軽量ボディーに、D1タイプのボールペンを備えたスマートペンです。普通のボールペンのように使えるようデザインされているのが特徴で、本体はグリップしやすいよう三角形をしています。3.7VのLi-Polymerバッテリーを内蔵しており、Micro USB端子からのフル充電で待機時間125日、約5時間の連続筆記ができます。

 価格はAmazon.co.jpで1万5800円です(税込、2017年7月24日時点)。

 筆記には専用の微細なコードが印刷されたノートを使いますが、専用のボードなどは不要。本体に内蔵されたカメラで1秒当り120フレーム以上を撮影し、座標値と256段階もの筆圧を計算し、Bluetoothでスマートフォンの専用アプリ「Neo Notes」と同期します。アプリはiOS、Android端末用があります。

 専用のノートが既に多数用意されているのも特徴です。携帯しやすいメモパッドタイプが2種、日付書き込み式の手帳・ダイアリー、リングノート、アイデアパッド、プレーンノート、カレッジノート、リングノートのほか、モレスキンとコラボしたプロフェッショナルノートもある。これで公私ともにカバーできるラインアップといえるでしょう。

●書いている途中でノートを変えてもしっかり認識されてびっくり!

 これまでも「スマートフォンで撮影すると取り込めます」といったメモ帳類はいくつか試したことがあります。しかし、ノートのけい線がうるさくて書く気が起きない、ページが増えると撮影が大変になる、きれいに撮れない、取り込んだアプリが使いにくいなど、何かしら引っ掛かることがあるのが常でした。しかし、Neo smartpen N2は違いました。ノートは種類が豊富ですし、できたらいいなと思っていたことが全部できていたのです。

 ノートは、よく見ればドットがあると分かるものの、ごく自然な見た目です。リング、プレーン、メモ帳と種類が多いので、目的に合わせて使い分けできます。モレスキンとのコラボなど、ファンはたまらないでしょう。

 使い方は簡単で、スマートフォンに専用アプリ「Neo Notes」をインストールしたら、Neo smartpen N2とBluetoothで同期するだけ。

 アプリとペンが同期した状態なら、書いた先からスマートフォンにするすると反映されていきます。ノート上の筆記はボールペンですが、アプリ上ではあらかじめ設定したカラーとペンの太さに加え、256段階の筆圧がプラスされているので、味のある文字や図がつづられていきます。

 筆記中に、ふと他のノートにも書いてみたら、アプリ側でも筆記が始まった新しいノートに切り替わったのには驚きました。勉強中にアイデアを思いついて、メモ帳に書いたとしても、それはちゃんとメモ帳に書かれるわけです。ノートの新規登録などの作業は一切不要です。

 スマートフォンのバッテリーが心配……。そんなときでも安心でした。スマートフォンを起動していなくても、ペンの電源さえ入っていれば、どんなノートに何を書いたか記憶されるからです。複数のノートに書いていても、同期すればノート別にしっかり転送してくれました。これにも驚きました。

●メモがそのままインデックスになる「音声メモ」機能は超うれしい!

 これはかなり仕事が楽になるかも、と思ったのは「音声メモ」でした。音声メモは、ノートを開き、アプリとペンを同期しているときに限り可能です。再生はアプリ側のメニューから「リプライ」を選択してもいいのですが、それでは録音のない分の筆記順までリプライされてしまう(なんと書いている様子も再生できる!)。音に関してはいつ録音されたかの履歴が残っているので、相当するものを選択することで再生できます。

 何が一番うれしいって、筆記した文字をタップすると頭出しもできる点。どの部分を再生しているのか、羽根ペンのイラストがサラサラとなぞってくれるのですが、その文字部分をタップすると、該当する音声が途中から再生されるのです。これならメモと録音が完全にシンクロするので、悩むことはありません。

 録音はスマートフォン側のレコーダー機能を使うので、ペンのバッテリーや容量を心配する必要はないところもうれしいポイント。音質も、スマートフォン側のマイクを工夫することで改善できるわけです。

 気を付けたいのは、録音中にノートを変えると録音がそこで停止してしまうこと。録音中のノート替えは厳禁と覚えてきましょう。また、録音が長時間に及ぶときも注意が必要です。20分以上ペンを使わないでいると自動的にオフになり、同時に録音が終わってしまうのです。講義中に居眠りしていても保存できるというわけではないので、気をつけたいところです。

 ただ、Neo smartpen N2で録音していると、意識を失ってしまったときに書いている謎の筆跡が頭出しのカギになりえます。どんな話がされていたのか聞き返すには便利といえるかもしれません。

●自動的にクラウドサービスにバックアップも

 大事なメモデータ。スマートフォンの機種変更でどうなるの? という心配はご無用。同期データは、設定でGoogle Driveに自動バックアップできます。さらに「自動保存設定」により、ページ単位で「Evernote」「Google Drive」「Adobe Creative Cloud」「Microsoft OneNote」に転送できます。転送後にノートに加筆しても送信側には反映されませんが、あまりメモやノートはいじらないという方は、自動保存にしておくと手間がないでしょう。

 このほかにアプリ側の共有機能から、JPEG、PNG、PDF、Text、Adobe Creative Cloud、SVG形式でメールに添付したり、その他任意のアプリへの共有もできます。紙に書き、音声も保存し、データはスマートフォンのアプリに同期。さらにクラウドサービスにバックアップし、好きなサービスにも共有。非常に心強いといえるでしょう。

●編集で見栄えよく。テキスト変換でさらに使い勝手がアップ!

 編集機能そのものは、範囲指定、文字の太さと色の変更、マーカーとシンプルですが、メモやノートとして完成させられるくらいの機能はそろっています。ページ単位にタグも付けられるので、ノートの分類に役立ちます。

 一度保存したメモでも、あとからアプリ上で線の色や太さを変えることもできます。手書きで太字は難しいですが、デジタル化されれば強調したい部分は太く、色を変えることもできますし、マーカーでハイライトする、といった編集もできます。

 もちろんスマートフォンやタブレット上でも筆記できるので、うっかりペンの電源がオフになっていて、書いたものが認識されていなかった部分があったら、あとから書き足してもいいでしょう。

 うれしいのはテキスト変換機能です。設定で「テキスト変換言語」を選んでインストールしておくと、手書き文字をテキストに変換してくれるのです。対応言語は、日本語、英語、イタリア語、オランダ語、スウェーデン語、スペイン語、タイ語、ドイツ語、トルコ語、フランス語、ポルトガル語、ロシア語、中国語(簡体字)、中国語(繁体字)、韓国語の15言語。

 これがかなり精度が高いと感じました。かなりヨレヨレの筆記でもちゃんと変換してくれました。有効にできるのは1言語のみですが、日本語を選択しておけば、英数字は対応されるようなので、英語の書き取りにも対応できるようです。

 テキスト変換しておくと、テキスト検索ができるようになるので、筆記が一段落したらぜひ変換しておきましょう。

 保存したノートにはタグを付けることができ、「タグから探す」から簡単に検索できます。このほか、カレンダーや、テキスト変換したテキストからフリーワードでの検索もサポートしています。

●ビジネスに、勉強に大活躍間違いなし

 Neo smartpen N2をお借りしてから、勉強や座談会のメモ・録音で使ってみましたが、ここはというところでキーワードだけメモしておくだけで、あとで即頭出しできたのには感動しました。これは確かに欲しいデバイスです。

 メモの整理に困っている方、アイデアやデザインを共有しながら作業を進めたい方、デジタルデバイスを活用しながら、もっと効率的に勉強したいと思う方にぴったりの製品といえましょう。

 気になる点があるとすれば、自分にはややペンの書き味が滑らかすぎることくらいでしょうか。文字が揺れても十分テキスト化してくれるところはありがたいですが、書き心地の好みという点では交換したいところ。D1タイプの標準ボールペン芯が使えるとのことなので、ノートと(自分に)相性のいいボールペン芯が見つかればうれしいですね。

最終更新:7/24(月) 18:22
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