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【石川】星稜“マイナス4点差逆転”林監督「1―5で負けてるつもりでやれ」

7/25(火) 7:02配信

スポーツ報知

◆全国高校野球選手権石川大会 ▽準々決勝 星稜11―1金沢工(24日・石川県立)

 豪雨の中、準々決勝2試合が行われた。昨夏王者・星稜は金沢工に11―1で快勝し、2年連続の準決勝進出。5―1の7回終了後に2時間2分の雨天中断となったが、林和成監督(42)から「1―5のつもりで逆転を目指せ」とハッパをかけられたナインが、試合再開後に6点を挙げて“逆転”した。遊学館は北陸学院を6―5で下し、8年連続の4強入り。この試合も6回途中に豪雨により、1時間44分中断した。

 2連覇を目指す星稜が、豪雨中断後に再開された金沢工戦で、「マイナス4点差」の“逆転”勝利を飾った。

 7回を終えて星稜が5―1とリードしたところで、試合は中断。2時間2分の中断中、「記録に残らないエラーやサインミスがあった」と感じた林監督が、選手にハッパをかけた。「(今大会)3試合の中で一番ふがいない試合だぞ。1―5で負けているつもりでやれ」。ナイター照明がついた再開後の8回に2点を入れると、9回に1番・若宮颯遊撃手(3年)が左翼スタンドに満塁弾。指揮官の“指示”どおり、「マイナス4点差」をひっくり返すように6点を追加した。

 6月の北信越大会で2連覇を果たし、優勝候補の大本命として夏を迎えた。しかし、林監督は「どこかに過信があった。それが油断につながってミスが起きている」とチームのわずかな綻びを見抜いていた。「あとは気持ちの部分だけ」。選手たちに挑戦者精神を思い起こさせるため、あえて高いハードルを課した。

 高校通算20号となる満塁弾を含む5打数4安打4打点と爆発した若宮は「ラスト2イニングは、準決勝につながる攻撃になった」と充実の表情を見せた。春の大会ではチームトップの5割7分1厘を記録。今大会も13打数8安打、6割1分5厘と好調で「まずは甲子園に行くことが目標。そして、1番打者としてチームで一番の打率を残したい」と語った。

 盤石の投手陣と強力打線を誇る星稜が、お家芸でもある終盤の“逆転劇”で闘争心に火をつけた。「向かって行く姿勢が、最後の2イニングで出せた。次につながる試合になった」と指揮官。2年連続の甲子園へ、大きな一歩となる勝利だった。(勝田 成紀)

最終更新:7/26(水) 12:54
スポーツ報知

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