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【熊本】秀岳館、入院中の鍛治舎監督へ4季連続切符

7/25(火) 6:04配信

スポーツ報知

◆全国高校野球選手権熊本大会 ▽決勝 秀岳館3―1九州学院(24日・藤崎台県営)

 マウンドで歓喜の瞬間を迎えた2番手左腕の田浦文丸は、ナインからもみくちゃにされた。「監督ともう一回甲子園で試合をしたいという思いが強かった」。突発性不整脈で21日から入院中の鍛治舎巧監督(66)に、4季連続の甲子園切符を届けた。

 ほえた。2点を勝ち越した直後の9回先頭だ。田浦は自己最速を3キロ更新する148キロで空振り三振。8回1死では、高校通算52本塁打を放ち、今秋ドラフト上位候補の村上宗隆を、3球で見逃し三振に斬った。今夏5戦全てでエース左腕・川端健斗をリリーフし、14回1/3を無失点。完璧な投球で勝利へと導いてきた。

 約束を果たした。試合直前の円陣で、メッセージが伝えられていた。「今日はベンチに入れないから、甲子園へオレを連れていってくれ」。今春センバツまで3季連続甲子園4強。信頼する指揮官と日本一になるまで負けられなかった。

 関係者によると、鍛治舎監督は甲子園までに復帰の見通し。山口幸七監督代行(33)は「監督を甲子園へ連れて行くことが出来て良かった」とホッとした表情。田浦は「今度こそ日本一になって、熊本に優勝旗を持って来たい」。最後の甲子園に全てを懸ける。(青柳 明)

最終更新:7/25(火) 6:04
スポーツ報知