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氷室京介フィルムコンサートツアー開幕、感動全国へ 照明駆使した臨場感/レポート

7/24(月) 9:38配信

MusicVoice

 氷室京介のフィルムコンサートツアー『THE COMPLETE FILM OF LAST GIGS』が21日、東京・調布市グリーンホール大ホールで初日を迎えた。昨年のファイナル4大ドームツアー『KYOSUKE HIMURO LAST GIGS』の興奮を全国に届けようと、そのツアー最終日の模様を劇場でノーカット上映。音響や照明も駆使して、全35曲3時間半に及んだ当時の臨場感を伝えた。ツアーは10月20日の金沢市文化ホールまで全37公演が開催される。

サンクチュアリ

 『KYOSUKE HIMURO LAST GIGS』を終えた1カ月後、ドキュメンタリー映画のイベントで氷室京介のメッセージが読み上げられた。それは以下のようなものだった。

 「ライブの最終日から1カ月が経ちますが、いまだ心地よい余韻を感じながら、ファンの皆がこうやって集えるサンクチュアリのような空間を作ってくれた事に感謝します」

 あれから1年が経つ。ファンはきっと当時の記憶を心に残して、日々の生活を送っていることだろう。この間、前述のドキュメンタリー映画の上映や『KYOSUKE HIMURO LAST GIGS』映像作品リリースなどがあった。それは、ライブというサンクチュアリが凍結された間も、氷室と繋がっている証を求めて実現されたものにもみえる。

 『KYOSUKE HIMURO LAST GIGS』は、これまでにない光景が広がっていた。とりわけ最終日となった2016年5月23日・東京ドーム3日目はまさに日本のロック史上に新たに刻み込まれた伝説だった。超満員5万5千人の観衆の一糸乱れぬ歓声と手拍子、そして叫び。そのエネルギーはステージ側にも伝播し、想像を超えるグルーヴが生まれた。“ラスト”ということも相まってその空間は域を超えていた。

 一方で氷室は冗談や照れ笑いを浮かべるなどの茶目っ気も見せながらも、バンド時代やライブ活動無期限休止を決めた想い、ミュージシャンの交友など包み隠さずに話した。それは長年連れ添った友人に語り掛けるようでもあった。

 この東京ドーム3公演で16万5000人を動員。そのチケットを求めた予約応募総数は40万件だった。見られずに涙をのんだファンも多かった。その感動と高揚感を、当時あの場で共有できなかったファンにも伝えたいと企画されたのが今回のフィルムコンサート『THE COMPLETE FILM OF LAST GIGS』。

 当然、あの場にいたファンへはもう一度、あの空間に触れてほしいという思いがある。それも含めて、この機会も“サンクチュアリ”の一つである。

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最終更新:7/24(月) 9:38
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