ここから本文です

「鳥獣管理士」養成 大学の授業 単位認定 技術協会

7/24(月) 7:01配信

日本農業新聞

 国内唯一の野生鳥獣管理の資格「鳥獣管理士」を認定する鳥獣管理技術協会(事務局=宇都宮大学)は、今年度から全国の大学などと連携し、養成に乗り出している。大学や専門学校の鳥獣管理学などの授業を、資格取得に必要な単位として認定。7月中にも認定校第1校として酪農学園大学(北海道江別市)の授業を認定する。専門知識や技術、経験を持つ人材を多く養成することで、正しい鳥獣害対策を全国に根付かせ、野生鳥獣との共生を目指す。

 これまで、資格を得るには宇都宮市や都内で開かれる有料の講座を受講するか、シンポジウムなどに参加して単位を申請する必要があり、全国への普及が課題だった。

 そこで今年度から大学や専門学校の野生鳥獣の専門的な授業を、単位として認定。同協会が認定した動物の生態や管理についての授業を受け、修了すれば受験資格を得られる仕組みにした。

 今後、大学などに周知し認定校を広げることで全国に鳥獣管理士を増やしていく考えだ。

 同協会副会長で宇都宮大学の小金澤正昭特任教授は「鳥獣管理は行政の担当職員数や住民の理解不足で対処しきれない面もある。野生鳥獣は長期的に正しい方法で管理していく必要があり、鳥獣管理士の果たす役割は大きい」と期待する。

 鳥獣管理士は、2009年から同協会が認定する専門資格。鳥獣被害に対する専門知識を持った人材を養成、認定する。

 行政やJA職員、野生動物に関心のある若者ら19都道府県の150人が1~3級の資格を取得。市町村や地域で対策を提案・実践するなど指導的役割を担っている。

日本農業新聞

最終更新:7/24(月) 7:01
日本農業新聞