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AlphaBay・Hansa大手闇市場が閉鎖 (1) AlphaBay消滅後のダークマーケットはどうなる?

7/24(月) 11:00配信

THE ZERO/ONE

ダークウェブの闇市場の最大手として知られていたAlphaBayが7月5日に閉鎖され、その運営者として逮捕されていたアレキサンダー・カーゼスがタイの拘置所で死亡したことは既にTHE ZERO/ONE(https://the01.jp/p0005394/)でお伝えした。カーゼスの自尽が報じられてから日は浅いのだが、セキュリティ業界では早くも「次の闇市場の王者となるサイトはどこなのか」「ダークウェブの闇市場は今後どうなるのか」を予想する声が聞こえはじめている。

ダークウェブに特化したサイトによる「次の王者」の予想

サーフェスウェブで「ダークウェブのマーケットに関する情報」を探している人々の多くが参考にするのは、『DeepDotWeb(※)』や『Dark Web News』などのニュースサイトの記事や資料、あるいは『DarkNetMarkets』などの情報系サイトが掲載しているリストなどだろう。本稿を執筆している7月19日時点で、それらのサイトに掲載されているマーケットランキングの多くは、まだAlphaBayがトップのままとなっている(一例:Dark Web Newsが公開しているチャート)。
そんな中、DeepDotWebは7月19日付けで「List of Dark Net Markets (Tor & I2P)」のページを更新した。すでにAlphaBayを「Dead / Scam Markets Links」枠へ移動したDeepDotWebが、現在の「TOP3」として挙げているマーケットは以下の3つだ。それぞれのリンク先は「ダークネットのマーケットそのもの」ではなく、DeepDotWeb内の説明およびユーザーレビューのページである。
 
・Dream Market
・Valhalla (Silkkitie)
・HANSA Market

このリストでは、他にも「招待制」「マルチシグ/トラステッド」「エスクロー」「英語以外」などの複数のカテゴリごとに7~20ほどのマーケット名が挙げられている(重複あり)。また、リストに伴う「Dark Net Markets Comparison Chart(ダークネットマーケット比較チャート)」のページのデータも、すでに更新されている。

さらにDeepDotWebは7月12日、これらのリストやチャートのページとは別に「Alphabay death: Wondering which market is Headed to the Top? Here is some insider info!」というタイトルの特集記事を掲載している。これはDeepDotWebがGoogle Webmaster Consoleを利用し、自身のサイト内にある各マーケットのページのインプレッションやクリック数を調査し、さらにユーザーがDeepDotWebのサイト内で行なった検索や訪問状況などのデータも調査したうえで、「2017年7月12日までの28日間のデータ」としてまとめたものだ。

7月5日に閉鎖されたAlphaBayが、まだ群を抜いてトップではあるものの、この表によれば現在のトレンドとして注目されるマーケットはロシアのRAMP、続いてDream Market、その次がHansa Marketだった。ただし、これはあくまでも「DeepDotWebを利用しているユーザーが注目するマーケットの傾向」を示すデータだ。

※…DeepDotWebはダークウェブの闇市場をはじめ、Torネットワーク、ビットコイン、セキュリティ上のリスクなど、ダークウェブに関連した広範な情報を専門としているニュースサイトで、類似した情報サイトの中では高い信頼を得ている。ただし報道機関が運営しているサイトではなく、ダークウェブに詳しい匿名の人々のチームが「商売目的ではなく趣味で」運営しているサイトであり、その利用はあくまでも自己責任となる。

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最終更新:7/24(月) 11:00
THE ZERO/ONE