ここから本文です

テンポ・布石・ストーリーすべて良し! 有田哲平×本田翼『わにとかげぎす』

7/24(月) 18:40配信

トレンドニュース(GYAO)

「最初で最後!? の有田哲平(くりぃむしちゅー)連ドラ初主演」と銘打つ、TBSテッペン水ドラ『わにとかげぎす』が始まった。

【無料配信】「わにとかげぎす」配信中>>

GP帯(夜7~11時)のドラマは、とにかく視聴率が大切。そのため、万人受けする出演者やポピュラーなテーマを選びがちだ。ところが深夜ドラマは、初めから高い視聴率は望めない。その結果、内容・演出・出演者に意外性があり、掘り出し物となることがある。今回の“有田哲平が初めてのドラマ主演に挑戦”なんて企画も、深夜ドラマならではの尖(と)がった番組といえよう。

■第1話の概要

原作は、古谷実のマンガ『わにとかげぎす』。
2006~07年の間、「ヤングマガジン」に掲載され、累計発行部数(紙と電子)80万部の人気を誇った作品だ。

主人公・富岡ゆうじ(有田哲平)は、38歳の童貞。
ショッピングセンターで深夜の警備員をしているが、仕事以外は家で寝るだけの生活。友達もいない。日々の生活に疑問を抱き、「孤独は罪だ」と自覚している。ある日、偶然見た流れ星に「友達をください」と願い事をする。ところが出会ったのは、人生放浪者と称するホームレスのオヤジ(光石研)。
そして仕事中にスーパーの自動ドアに挟まっていた一枚の紙切れが、富岡の人生を狂わせ始める。

「警備員へ 
お前は
一年以内に
頭がおかしくなって
死ぬ」

なんと脅迫文だ。
さらに富岡に一目惚(ぼ)れする謎の女・羽田 梓(本田翼)が登場する。富岡は羽田の気持ちには気づかないが、それどころではなく事態はどんどん加速度的にあらぬ方向に転がってしまう。

ホームレスのオヤジは、「手紙の犯人らしき怪しい人物を見た」と言う。情報をもらう代わりに、銭湯に入れ、散髪をさせ、富岡のアパートに泊めてやる。
ところがオヤジは借金取りに追われていた。富岡が仕事から帰宅すると、借金取りの男たちが待っていた。突然、富岡はさまざまなトラブルに巻き込まれていく……

■キャスティングの魅力

ドラマ初出演にして、主演を務める有田哲平。
これまで「スルスルっとごまかしながら」ドラマ出演をすり抜けてきたが、「今回ばかりは、考えるよりも前に“やります”と答えてました!」と語っている。
「どういうことなんだろう? なぜ僕が主演なんだろう? とは思ったのですが、悩んでる間に相手の気が変わるかもしれないんで、やりますよ! って言ってしまったのかな(笑)」

ドラマのプロデューサーは、「純粋で真面目だけど、すごく不器用で愛らしい童貞・富岡という男を誰が演じることができるのか……。そこが大きな壁でした。そんなことを考えていた時、ふと目に飛び込んできたのがテレビに映る有田哲平さん。その瞬間、この人だと思いました」と、有田がドンピシャの適役だったという。
実際ドラマの中の有田の演技は、“富岡ゆうじ”を理解し、なりきっている。演技にわざとらしさは全く感じられない。有田哲平というより、実は有田は富岡ゆうじだったんだと思えるくらいだ。

ヒロイン役・羽田梓を本田翼に振ったのは、「これまでに見たことのない本田翼さんを見てみたいと思いオファーしました」とプロデューサーは言う。
なるほど有田とのきわどいシーン。本田翼が倒れ込み、二人の顔と顔が5cmの近さでフリーズする。
こんな本田翼の体当たりの演技は、まさに見所の一つと言える。

これまで、お笑い芸人がドラマに出演する機会は、何度かあった。
明石家さんまの『ふぞろいの林檎たち』、ダウンタウンの浜田雅功の『十年愛』などヒットがあり、最近ではココリコの田中直樹やネプチューンの原田泰造も数々のドラマに出演している。
くりぃむしちゅーの有田も彼らに続き、バラエティ以外にドラマへと幅を広げていくのだろう。

1/2ページ