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水なんて、どれも一緒のはず。なぜミネラルウォーターは新商品が出続ける?

7/24(月) 6:00配信

ホウドウキョク

全国で猛烈な暑さが続き、熱中症対策としてこまめな水分補給が呼びかけられている。

そんな中、考えてみたいのが「水」。健康志向や備蓄需要なども相まって、ミネラルウォーター市場は急成長。

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店頭には「輸入された水」や「国産水」など数多くのミネラルウォーターが数多く存在し、新商品も次々と登場するが、皆さんは、味の区別がついているだろうか?

消費者はどんなポイントで何を選んで飲めばいいのか、キリンの担当者に話を聞いた。

国産水の価値が高まる

まずは、キリンビバレッジ株式会社マーケティング本部・田代義法さん。同社には、すでに輸入ミネラルウォーター「ボルヴィック」や天然水をアルカリイオン化した「キリン アルカリイオンの水」といった商品があるにもかかわらず、5月30日に国産天然水「キリン 晴れと水」という新しい商品を発売した。

新商品と言っても、水は水。何が違うのか。

「我々のブランドの中で一番大きいボリュームはアルカリイオンの水です。単独の飲用もありますが、アルカリイオン化した水は料理に向いており、基本的にはホームユースです。さまざまな用途はありますが、ご家庭で使われることを中心に考え、大型ペットボトルでホームユース用として展開していくことが、このブランドの良さとなっています。

それに対して、ボルヴィックブランドは、もともと『パーソナル容器』で成功していました。しかし、パーソナル容器の市場の中心が『輸入の水』から『国産の水』へとシフトする中、ややプレミアムな位置に推移していきました。そうした中、『国産水のパーソナル容器』が我々のプロダクトとして存在していなかったんです」

家では大型、職場や外にいる時は小型が便利。「水」という商品一つとっても、使われ方の違いで新しい商品が生まれる。

「パーソナルに求めるものは大型ペットボトルと違います。また、数年前の東日本大震災前は輸入の水が強かった時代もありますが、安心安全の水がメジャーになることで、パーソナルの容器でも国産水が広がっていきました。その定着と同時にフレーバーウォーターも広がり、市場の棚が出来上がりました。決して輸入の水の価値が下がったわけではなく、国産水の価値が高くなったんです」

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最終更新:7/24(月) 6:00
ホウドウキョク