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【F1分析】新オーナー”リバティ”就任から半年で変革を遂げるF1……ファン層は広がったのか?

7/24(月) 12:07配信

motorsport.com 日本版

 リバティ・メディアがF1のオーナーになって以来、ソーシャルメディアの利用やファンイベント開催などを含め、彼らは様々な取り組みを行ってきた。その取り組みは成功だったのか? 目的は果たせたのか? motorsport.comの記者ケイト・ウォーカーと、専門家たちが分析を行った。

【ギャラリー】ロンドン中心街をF1マシンが走行”F1 Live London”

”コアなファン”以外からの意見も重要

 リバティ・メディアがオーナーになってからというもの、”マーケティングリサーチ”という言葉は、F1におけるひとつの流行語のようなものになっていた。彼らはF1の市場価値をあげようとするだけではなく、ロンドン中心街で開催した『F1ライブ』のようなイベントを通して、F1のファン層をもっと広げようと一丸となっている。

 ニールセン・スポーツは、消費者行動のリサーチ、メディア消費、それらに関係したデータ分析におけるグローバルリーダーである。motorsport.comでは、ニールセン・スポーツのヨーロッパのモータースポーツ代表であるサマンサ・ランベルティ、同社のグローバル・モータースポーツのSVP(副社長)であるナイジェル・ギーチに、F1グランプリをPRするための最適な方法について見解を尋ねた。

 2017年のF1シーズン開始時に、モータースポーツ・ネットワークでは世界中のファンに調査を行ったが、その際に調査結果を立証し、分析したのがこのニールセンである。2015年に行った調査では、ハードコアなファンはF1に満足していないということが分かったが、今年の調査では、F1が健全に改善しているということがあきらかになった。

 2017年のF1は、2年前にファンが考えていた以上に、”よりエキサイティングで、コンペティティブで、一流……つまりそれほど退屈ではなく、頽廃もしておらず、危機的でもない”と見受けられているという。今日我々が目にしているような成長が、その基礎になっているという。

 2017年の調査は包括的な調査であった。194の国々から20万人以上の回答を得て、F1はポジティブな転換を経験してきたと公では認識されていることがわかった。しかしギーチは、この調査の本質は、ある程度は自分の意志で選んだものであるということにあると説明した。

「この調査を受ける人は、少し気をつけなければならない」

 ギーチはそう話した。

「この調査で我々は、常にF1に注目している人々と対話していたのだ」

「注目しなければいけないのは、普通の消費者、社交的な消費者、何かの理由でファンではなくなった人々だ。そういう意味では、ソーシャルメディアはものすごい機会だと私は考えている」

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