ここから本文です

Chara「伝えたい言葉を前に出した」息子が考えたアルバムタイトル/インタビュー

7/24(月) 12:05配信

MusicVoice

 昨年デビュー25周年を迎えたシンガーソングライターのCharaが、通算17枚目となるフルアルバム『Sympathy』をリリースした。オリジナルとしては『Secret Garden』以来約2年4カ月振り。今作はくるりの岸田繁や水曜日のカンパネラのケンモチヒデフミなど、様々なアーティストがゲスト参加。Charaの音楽性を象徴するようなジャンルレスな作品となった。『Sympathy』というタイトルは、「息子が付けてくれたようなもの」と話すChara。そのタイトルに込められた意味とは。

ケンモチくんもコムアイちゃんも、今風だなって

――今作では、いろいろな方とやられていて。ケンモチヒデフミ(水曜日のカンパネラ)さんが、作詞作曲と共同プロデュースを務めた「Herbie」は、Charaさんらしさもありながら、とても新鮮に感じました。

 音数がぜんぜん違うからね。それにどういう曲を出して来るか興味があったので、最初は自由に作詞作曲してくださいとお願いしたんですよ。水カンだと、いつも何か物語の人物をテーマにしているから、一応「人魚姫はどうでしょう」と伝えて。

 そこからケンモチくんが出してきた歌詞は、すごくかわいらしい恋愛観だったんです。でも熟女の私が歌っても伝わらないんじゃないかと思って(笑)。私が主演女優だとして、監督のケンモチくんに「ここのセリフはこのほうが良いんじゃないでしょうか?」みたいな感じで、歌詞はちょっと調整させてもらって。

――Charaさんは、もともと水カンがお好きで?

 いろいろチェックするほうなので、面白いなと思って聴いていましたよ。コムアイちゃんとも雑誌で対談したり、一緒にラジオに出たりもして。ケンモチくんとはラジオ局で挨拶したくらいだったけど、話を聞いたらMOND GROSSOのしんちゃん(大沢伸一)に憧れがあったみたいで。私もしんちゃんと一緒にやったことがあったし、すでにそういう世代なんだなって。

 それにケンモチくんって、ノートPCひとつに全部の音が入っているみたいな感じで。全部ソフトシンセで作るから。そういうのも今風だなって。私はいつも、いろんなミュージシャンを集めてやるから。コムアイちゃんも、おしゃれだから、洋服をどこで買ってるのか聞いたら「ネットです」って。これも今風だなって(笑)。

――くるりの岸田繁さんが作曲と共同プロデュースを務めた「Tiny Dancer」は、カントリーっぽい雰囲気ですね。

 カントリーとエレクトロの融合みたいな感じ。ボーカルも素朴だけどしっかり芯のあるようなものになっていて。その歌とアコギは、自宅スタジオでプリプロをして録ったデモを、本ちゃんで使っているんです。本ちゃんも録ったけど、デモのテイクのほうが良いバイブスが出ていたので。

 歌に関して言うと、構えてなくて、不安もありながら初めて歌った恥じらいも感じられて。歌いすぎる感じがなく、私はすごく気に入っています。あとリズムは、岸田くんが段ボール箱を叩いた音をサンプリングして使っていて。

――曲の頭から、チーンとか卵を割ってジュ~とか、朝ご飯みたいな音が入っていますね。

 1日の始まりのイメージもあったので。途中に入っているトクトクトクと牛乳を注いでいるみたいな音は、実がどろっとしたお酒をコップに注ぐ音だそうです。

――岸田さんとは、どこかで接点が?

 共通の知り合いも多いし、スタジオやフェスの裏で挨拶したりとか接点はたくさんあって。最近大阪のイベントで一緒になったときに打ち上げの二次会ではじめてちゃんと話をしたんだけど、一緒にやろうとかそういう話はなくて、ただ「ウェーイ!」って飲んで話しただけで。

 もともとこの曲は「Tiny Dancer」という歌詞とモチーフだけ前からあって、メロディに試行錯誤していたんです。大阪から帰っていろいろやっているなかで、「ちょっとくるり的な感じもあるな」と思って。もちろん私のイメージするくるりで、あくまでも「くるり的」だけど。そこで、それならいっそ本人に頼んでしまおうと。

 すぐ岸田くんに、歌詞を直接LINEしたんだけど、私だってわからなかったみたいで(笑)。後日改めて送ったら、4つくらいメロディのパターンを作ってくれて、「どれが良いですかね」って。彼はストリングスのアルバムを出したりとか、作曲オタクなところがあるので、そういう良さも出してくれて、すごく良い曲になりました。

1/3ページ

最終更新:7/24(月) 12:05
MusicVoice

Yahoo!ニュースからのお知らせ