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ドクターヘリの操縦士になるには? TVドラマで話題、必要なのは資格と飛行時間と…?

7/24(月) 16:18配信

乗りものニュース

あのヘリの操縦士になるためには?

「ドクターヘリ」に携わる人々を描いたTVドラマが、2017年7月より放映中です。現実のドクターヘリこと「救急医療用ヘリコプター」とは、救急専用の医療機器が搭載され、機体内において医師と看護師が必要と判断する治療を行うことができるというもので、現在、急ピッチで増強が進められています。2017年3月現在、全国41道府県で計51機が緊急事態に備え待機しています。

【写真】まもなくテイクオフ「医療ジェット」

 その操縦士には、どうすればなることができるのでしょうか。ヘリコプターや航空機のパイロットスクールを運営する日本フライトセーフティ(東京都江東区)にて、現役の操縦士として働く、飯田克博さんに話を聞きました。

――ドクターヘリの操縦士には、どうすればなれるのでしょうか?
 
 ドクターヘリの操縦士のような、プロのヘリコプター操縦士として働くにはまず、自家用操縦士と事業用操縦士のライセンスを取得する必要があります。バブル時代以前は自家用操縦士のライセンスのみでヘリコプターの運航企業に入社できるケースがありましたが、現在では事業用操縦士のライセンスも必要となっています。

――なぜ、バブル時代以前は自家用操縦士のライセンスのみで大丈夫だったのでしょうか?

 バブル時代以前は各社、企業体力があり、事業用操縦士を内部で養成することができていたからです。

――現在、自家用操縦士と事業用操縦士のライセンスを取得するためには、どのくらいの費用と時間がかかるのでしょうか?

 当社において、日本国内で両ライセンスを取得するとなると1600万円から1900万円、自家用操縦士のライセンスのみ米国で取得すると、1400万円程度になります。

 両ライセンスの日本国内での取得を目指す場合、たとえば普段、仕事をしながら週2~3回通学するとして、取得時間は3年から5年かかります。これは、日本で自家用操縦士のライセンスを取得する際の基準が、米国と比べて厳しいためでもあります。それに比べて、自家用操縦士のライセンスのみ米国で取得する生徒さんは、仕事を辞めて月曜日から金曜日までの週5日間、集中的に勉強にはげむケースが多く、人それぞれですが、1年半程度で取得しています。ちなみに当社では9割以上の生徒さんが、米国で自家用操縦士のライセンスを取得しています。

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