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中国でプーさんの画像が規制!背景に「敵は人民」との危惧か

7/24(月) 17:40配信

AbemaTIMES

 CNNなど、海外メディアが一斉に「この数日の間に『くまのプーさん』が中国のインターネットから姿を消した」と報じた。ネット上に出回っていた、習近平国家主席をプーさんになぞらえる画像について、当局が検閲強化に乗り出したとみられている。

 実際に中国語で検索してみると、くまのプーさんだけで検索すると画像は出てくるが、「法律により、習近平とくまのプーさんの検索結果は表示できない」と表示される。

 問題となっている画像は、2013年の米中首脳会談で、当時のオバマ大統領と習主席が並んで歩く姿と、プーさん、虎のティガーが歩いている姿を組み合わせたものだ。丸いお腹のプーさんは、中国では習主席を表す隠語になっているとされ、先日亡くなったノーベル平和賞受賞者の劉暁波氏もプーさんのマグカップを持っていた。さらに2014年の日中首脳会談での安倍総理と習主席の様子も、ロバのイーヨーとプーさんと重ねられ、2015年の軍事パレードの時の写真も、同じくプーさんに重ねられた。

 21日放送のAbemaTV『AbemaPrime』に出演した東京福祉大学の遠藤誉・国際交流センター長は「中国では虎は大物のことを意味するので、習近平を小馬鹿にして、オバマが虎なのはけしからんということで、2013年6月から関連する画像の削除は始まっていた」と話す。

 遠藤氏によると、1980年代生まれの「80後」、90年代生まれの「90後」と呼ばれる世代は、“日本のアニメを見て育たなかった人はいない“というくらいに、日本のアニメや漫画、タレントなどに親しんで育ったのだという。一方、そんな若者たちが中国共産党が流すCCTVのテレビ番組や、ましてや人民日報といった新聞は見なくなっているため、習主席や中国共産党を理想化したアニメをネットで流したものの、不評を買ったのだという。 

 「中国共産党が漫画で強制するならば、俺たちがボトムアップで漫画をあげてやるよという機運が、“プーさん問題“につながっている」(遠藤氏)

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最終更新:7/24(月) 17:40
AbemaTIMES