ここから本文です

現職の林氏優位、追う伊藤、長島氏 横浜市長選情勢・神奈川新聞世論調査

7/24(月) 7:00配信

カナロコ by 神奈川新聞

 任期満了に伴う横浜市長選(30日投開票)で、神奈川新聞社は21~23日の3日間、市内の有権者を対象に電話世論調査を実施し、取材結果を加味して情勢を探った。無所属の現職林文子氏(71)=自民・公明党推薦=が知名度を生かして優位な戦いを進め、前横浜市議の伊藤大貴氏(39)と、元衆院議員の長島一由氏(50)の無所属新人2人が追う展開となっている。

 約4割が態度を決めておらず、今後の各陣営の活動によっては情勢が変わる可能性もある。

 2期8年の実績を掲げる林氏は、推薦を受けた自民党支持層の約7割、公明党支持層の半数を固め、無党派層の3割強からも支持を得た。男女ともに全年代で幅広く支持を得ている。

 前民進党市議の伊藤氏は、「自主投票」とした同党支持層に浸透しきれていない。「自主的支援」とした共産党支持層からは3割超の支持を得た。

 旧民主党の衆院議員だった長島氏は、民進党支持層の約3割を固めた。

 地域別でも市全域で林氏が優位に立ち、伊藤氏は市議時代の地盤である北部で伸び悩んでいる。

 林市政の2期8年については「評価する」「どちらかといえば評価する」が約7割に上った。「評価しない」「どちらかといえば評価しない」とした現職への批判票は2新人が分け合う形になっている。

 市長選への関心は「大いに関心がある」「少しは関心がある」が7割を超えたが、林氏が初当選した前々回の2009年の市長選時の調査からは10ポイント超下回っている。前回(13年)市長選の投票率は29・05%と初めて3割を切って過去最低となっており、投票率の動向も注視される。

 投票で重視する基準は「候補者の公約・政策」が4割弱を占め、「改革や刷新への期待」は約1割にとどまった。

 新市長に優先してほしい政策では「医療や福祉」が最多を占め、「子育てや教育」「地域経済の活性化」が続いた。

 ◆調査方法 21~23日の3日間、横浜市内の有権者を対象に、コンピューターが無作為に発生させた番号に、調査員が電話をかけるRDD(ランダム・デジット・ダイヤリング)方式で実施。1004人(男447人、女557人)から回答を得た。