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原油の強気派は窮地脱する-OPECへの懐疑的な見方は依然強い

7/24(月) 9:33配信

Bloomberg

原油市場に楽観的な見方が戻っている。ただ、手放しに上昇を見込んでいるわけではない。

ヘッジファンドによるウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)原油価格上昇を見込む買いポジションが2月以降で最大の増加率を示す一方、売りポジションは減り続けている。市場心理の改善が続くかどうかは、サンクトペテルブルクで24日に開かれる石油輸出国機構(OPEC)の閣僚会議によるところが大きいとみられる。

エネルギー関連の資産を運用するトータス・キャピタル・アドバイザーズのマネジングディレクター兼ポートフォリオマネジャー、ロブ・サメル氏は電話インタビューで「市場関係者は誰もが依然として、何としても世界の原油在庫を減少させようとするOPECの主張に基づいて動いている」と指摘する。

米国の原油在庫が減少する一方、夏季のガソリン需要が拡大する中、原油価格は6月の安値から回復している。ただ、OPECと一部産油国が世界の需給バランスの鍵を握っているかどうかについては懐疑的な見方が依然として根強い。

OPEC加盟数カ国と他の主要原油輸出国は22日、OPEC閣僚会議を前に会合を開催。OPECのバルキンド事務局長は会合について、「非常に生産的」で減産の順守率は「素晴らしい」と述べた。

米商品先物取引委員会(CFTC)のデータによれば、ヘッジファンドによるWTIの先物とオプションの買越残高は18日終了週に21%増え21万5488枚と6週間ぶりの高水準。売りポジションが17%減り3週連続で落ち込む一方、買いポジションは4.6%増え4月以来の高水準となった。原題:Oil Bulls Snap Out of Funk But OPEC Doubts Still Loom Large(抜粋)

Jessica Summers

最終更新:7/24(月) 9:33
Bloomberg