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中国版ナスダック、バリュエーション低下-初めて本家下回る可能性

7/24(月) 15:06配信

Bloomberg

中国の小型株で構成する「創業板(チャイネクスト)指数」はこのままいけば、取引開始以来初めて本家の米ナスダック総合指数より割安となりそうだ。中国当局の投機抑制に向けた取り組みが響いている。

創業板指数の実績ベースの株価収益率(PER)は現時点で36.2倍。一方、ナスダック指数は34.3倍と、両指数のバリュエーション格差は2010年の創業板指数の取引開始以降で最も小さい。大半がテクノロジー銘柄で構成される創業板指数はここ1年で25%下落したが、ナスダック指数は21日時点で25%余り値上がりしている。

中国当局が金融システムのレバレッジ縮小の取り組みを強化する中、中国投資家の間でかつてもてはやされていた創業板指数はこの1年間に人気が低下。習近平国家主席が5年に一度の全国金融工作会議で当局は積極的に金融リスクを食い止めると発言したと新華社通信が報じており、今月に入り懸念が強まっている。創業板指数のバリュエーションは15年の株式バブルのピーク期からは低下したものの、他の中国株指数や大半の世界指数と比べなお高水準にある。

工銀国際研究の邱志承ストラテジスト(香港在勤)は「流動性逼迫(ひっぱく)や新株供給増に見舞われ、投資家のリスク志向が失われている」と指摘。「会議で規制強化とリスク縮小の方針が示されたことを踏まえると、創業板指数の下げは恐らく続くだろう」と述べた。

原題:China Nasdaq About to Be Cheaper Than Nasdaq for First Time (1)(抜粋)

Emma Dai

最終更新:7/24(月) 15:06
Bloomberg